太りにくい体質に! 食事制限ダイエットを成功させる「噛み方」のコツ (2/2ページ)
これが活発化することで、特に内臓脂肪の燃焼効果が高まることが、研究によって立証されています。
また難しい話になりましたが、つまりしっかり噛むことで内臓脂肪が燃えやすくなるんですね。『食べながら燃やす』ことができるというわけです。
メタボリックシンドロームや内臓肥満の方にはよく食事指導とともに、運動を勧められることがありますが、運動すると食欲が増す効果もあるため、かなり身体に負担のかかる運動をしなければ、体重や内臓脂肪の減少効果が得られないことがあります。しかし、食事の仕方をしっかりゆっくり噛むことにシフトするだけで、食事の量が減り、脂肪燃焼効果が高まり、ひいては消化に関わる内臓の負担を減らすことができるというメリットが得られることになります。これは日常的に運動ができない、という人には適したダイエット方法と言えます。
【咀嚼の回数はどれぐらい必要?】
では、具体的にはひと口で何回噛むと効果が得られるのでしょうか。ひと口30回、という目安はありますが、これはあくまで目安であり、目標です。これまでひと口10回未満しか噛んでいなかった人にいきなりひと口30回噛んで食事をしてください、と言ってもそれは無理強いするようなものだからです。30回という意識を持つことは大切ですが、食事の時間を楽しめなくなってしまっては本末転倒です。
まず、自分がいつもひと口を何回くらい噛んで飲みこんでいるのかを確認します。回数が確認できたら、それにプラスアルファで10回噛むことを習慣づけるようにします。ごはんやパンなどの柔らかい物は噛む回数が少なくなりがちですので、初めは野菜や肉などたくさん噛む必要があるものについてのみ、噛む回数を増やすようにしましょう。そうすることで次第にしっかり噛むことが習慣化していき、柔らかいものでも、たくさん噛むことができるようになります。
大切なのは習慣化するまで続けることですから、精神的な負担になるやり方をしてはいけません。たとえば、野菜だけでも噛む回数を増やして食事を終えられたら、最初はそれで良しとしましょう。毎日少しずつステップアップしていれば、習慣化に近づいていることになります。焦らないことが重要です。
食事にかかるトータルの時間は、噛む回数が増えると長くなっていきます。これまでと同じ食事の量か、それよりも少ない量でも1回の食事が30分ほどかかるようになれば、しっかり噛んでいると言ってもいいでしょう。
噛む習慣を早くつけたいと考える人は、食事をする場合に繊維の多い野菜から食べるようにしましょう。揚げ物などを食べる場合は、添えてあるキャベツの千切りから食べると血糖値の上昇も緩やかになりますので、脂肪の吸収もより、抑えられます。