現役医師が証言する「アーモンドでホルモン値アップ」ブームの嘘 (2/4ページ)
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出産
卵巣機能が低下している方であれば、アーモンドを食べて脂質を摂取しても産生量が増えるとは言えません。
そもそも、黄体ホルモンの値が高ければ妊娠するというものではありません。不妊治療をしているなら、病院で適切な治療をして黄体ホルモンの値を安定させるべきです」(原先生)
ホルモンの値が高ければいいというものではないのですか?
「生理周期に関わる各ホルモンの正常値は、生理周期に合わせ変動します。黄体ホルモンの場合、排卵直後に採血する場合には3pg/ml以上が理想で、排卵の4日目以降に採血する場合には10~15pg/mlが理想です」(原先生)
LHが排卵をうながし、さらに黄体ホルモンが子宮内膜を厚くして妊娠しやすくするんですよね。
「単純に、LHや黄体ホルモンの値が高ければいいということはありません。お互いのバランスが重要です。したがって、不妊治療では病院で検査をおこなって不妊の原因を探り、ひとりひとりに合った治療を進めていきます」(原先生)
ホルモンの値が低いことが不妊の原因だと聞くと、そこだけ見て「とにかくホルモンの値を上げなければ」と思いこんでしまいそうです。医師に確認することで、正しい治療方針が見えてきますね。
■妊娠のためには抗糖化作用のある食材を!
実際に、妊娠するために避けたほうがいい食材、意識して摂ったほうがいい食材はあるのですか?
「妊娠しやすい体づくりには、AGE(終末糖化産物)を避けることも必要です。AGEは老化を促進し、卵巣や卵子、精子の産生に悪影響をあたえます。AGEが多く含まれるフライドポテト、白米、白砂糖は控えたほうがいいでしょう」(原先生)
たしかにフライドポテトや白砂糖には、あまり健康によくないイメージがあります。では、老化を防ぐために効果的な食材はあるのでしょうか。
「緑茶やビタミンB群を豊富に含む緑黄色野菜には抗糖化作用があり、排卵を改善します。老化物質であるAGEを減らす食材は、排卵にもいいのです。