現役医師が証言する「アーモンドでホルモン値アップ」ブームの嘘 (1/4ページ)

Suzie(スージー)

現役医師が証言する「アーモンドでホルモン値アップ」ブームの嘘

妊活に対する関心が高まり、さまざまな情報が飛び交うなか、インターネット上で「アーモンドを食べるとホルモンの値が上昇する」という噂が流れました。

具体的には、アフィリエイトサイトの『妊活サプリ口コミ』が「アーモンドが不妊に効果がある」と紹介したり、ママ応援サイトの『ママリ』が「プロゲステロン(黄体ホルモン)を増やす食べ物」としてアーモンドを勧めたりしています。

でも、それは本当なのでしょうか?

妊娠に効果がある食材について、不妊治療の専門の「はらメディカルクリニック」原院長に、正しい知識を教えていただきたいと思います。

■ホルモンの値が高ければいいわけではない

閉経前、女性の体のなかでは、毎月妊娠への準備がおこなわれています。生理がすぎたころ、脳下垂体からはFSH(卵胞刺激ホルモン)が分泌され、卵巣で卵胞のもとになる原子卵胞が成長をはじめます。

その後、卵巣はエストロゲンを分泌して、これを受けて脳下垂体がLH(黄体化ホルモン)を分泌し、排卵をうながします。さらに排卵後、卵胞は黄体ホルモンを分泌し、子宮内膜が妊娠準備をはじめます。

このLHと黄体ホルモンの値が低いと、排卵や着床がうまくいかず、妊娠しづらいということでしょうか。

「基準より値が低いのはよくないけれど、値が高ければいいというものでもありません。検査の結果を見て、医師とともに治療方法を考えていきます」(原先生)

インターネット上では、LHや黄体ホルモンの値に一喜一憂する人が多く見られます。同じように不妊治療に悩む人の体験を聞きたい気持ちもしますが、不妊の原因は人それぞれ。医師に確認するのがいちばんですね。

■アーモンドひとつで妊娠するわけでもない

インターネット上で、アーモンドを食べると黄体ホルモンの値が上がるという噂が広がり、アーモンドを食べると妊娠しやすくなるという話を信じてしまう人もいました。

「アーモンドに含まれる脂質が黄体ホルモンの原料であることは確かです。

しかし、黄体ホルモンの産生量は卵巣の機能により上下します。

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