ラオス国内のクルマ事情はどうなのか?日本人がラオスで仕掛ける「中古車オークション」のこれから【後編】 (1/2ページ)

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ラオス国内のクルマ事情はどうなのか?日本人がラオスで仕掛ける「中古車オークション」のこれから【後編】
ラオス国内のクルマ事情はどうなのか?日本人がラオスで仕掛ける「中古車オークション」のこれから【後編】

ラオスで中古車オークションの運営会社「LAOCAM」を設立し、1年で5回ものオークション開催に成功した大橋賢治氏。前編では、ラオスの地で中古車オークションをはじめた経緯について語ってもらいましたが、後編では、ラオス国内のクルマ事情、さらにはLAOCAM大橋氏が描く今後の展望について迫りたいと思います。

文化や習慣の差を乗り越えて今に至る

「我々の仕事は、まずラオス国内に中古車の相場を作ることだと思っています」と語る大橋氏。LAOCAM社の設立以前のラオスには、大規模な中古車の個人売買の場は存在せず、個人個人がそれぞれの価値観で中古車の相場を決めていました。それから1年が経過し、今ではオークションでの相場が1つの市場指標となっています。

しかし、そこにたどり着くまでには数々の苦労もあったと、大橋氏は言います。

「ラオスの人たちは非常に親切で、治安もそこまで悪くはありません。ですが、やはり日本に比べるとラオス国内ではとくに教育に対しての不十分さが目立ちます。」

ラオス政府は、途上国からの脱却を目標に掲げ、教育の普及・改善を優先課題としています。しかし、ラオス国民の識字率は79.9%(総務省統計局より)。まだまだ十分とはいえず、依然として都市部と地域での格差も大きいという状況です。

実際にラオスの国内企業も組織のトップにはタイやシンガポールの出身者が多いとのこと。日本で数々のビジネスのノウハウを培ってきた大橋氏といえど、社員教育で思うようにいかないことが多くあったようです。

また、文化や習慣の差も大きかったと続けます。

「英語は通じるので言葉の壁はそこまで感じませんでした。しかし、文化の差は今まで感じたことがないくらいに大きかったですね。そこでストレスを抱えることは多かったです」

ラオスで人気の車種は道路事情にマッチしている

初めは会員限定で開催されていたオークションも試行錯誤の結果、現在では誰でも参加可能な形態に落ち着きました。

「ラオス国内のクルマ事情はどうなのか?日本人がラオスで仕掛ける「中古車オークション」のこれから【後編】」のページです。デイリーニュースオンラインは、中古車オークションラオスやってみた海外などの最新ニュースを毎日配信しています。
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