そうだったんだ! 皮膚科医が教える、「毛穴」の役割って? (2/3ページ)
原因としては、ストレスや疲労によって代謝が落ち、血行が悪くなってしまうことが挙げられます。
代謝がいいと、血行もよく皮膚の機能が正常に働きますが、ストレスがたまっていたり、忙しい日々が続くと、まず脳などに血液をまわすよう自律神経がコントロールし、肌にまで血液が十分にまわらないことがあります。血行が悪いと、バリア機能や角層の水分保持力が低下します。そこで、代わりに低下した皮膚のバリア機能を助けてくれるのが毛穴の奥にある皮脂腺です。
毛穴から皮脂を分泌することで、皮膚が乾燥しないようにするのですが、これはあくまで皮膚の表面をカバーするもの。肌の水分量を維持する角層にしっかりと水分がないと、肌の表面はベタベタするのに、内側は乾燥してしまう、いわゆるインナードライの状態になってしまいます。毛穴の本来の役割は、蒸発する肌の水分量の調整なので、角層自体に水分がしっかりないと、皮脂ばかりが増えてしまうことになります。過剰に皮脂を分泌することで角栓ができ、それが酸化して黒ずみが目立つようになったり、角層が厚くなって毛穴に皮脂がつまり、炎症を起こしてニキビにつながる可能性もあります。
■「毛穴」を常に正常な状態にするには?毛穴を常に正常な状態にしておくためにも、肌のバリア機能を高めておく必要があります。そのためにも、血行をよくし、代謝を上げていく生活を心がけるのは大切です。具体的には、主に以下の点に注意しましょう。
1、リラックスを心がける自律神経の乱れは、血行不良につながります。自律神経は交感神経と副交感神経によって構成されており、2つのバランスがとれていることで体のさまざまな機能をコントロールしています。ストレスがたまると交感神経の働きばかりが活発になり、自律神経のバランスが崩れ、血行が悪くなってしまい、肌のバリア機能が低下してしまうことに。交感神経と副交感神経のバランスを正常にするためにも、イライラを感じた日は自分に合ったリラックス法を実践するようにしてください。