そうだったんだ! 皮膚科医が教える、「毛穴」の役割って? (1/3ページ)
女性を悩ませる肌トラブルのひとつ「毛穴」。でも、そもそも「毛穴」って、何のためにあるの? と疑問に思うことも。そこで、青山ヒフ科クリニック院長の亀山孝一郎先生に、「毛穴の役割」について教えてもらいました。
■顔の「毛穴」は何のためにあるの?「毛穴なんて、なくてもいいのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、毛穴は、皮膚を守るために発達したものとも言われており、肌になくてはならないものです。
そもそも皮膚の一番の役割は、外から細菌やウイルスなどの異物が体の中に防ぐ「バリア機能」です。また、肌は常に大気にさらされているため、どんどん水分が蒸発していき、乾燥してしまいます。この「水分の蒸発」を防ぐために大きな役割を果たしているのが、皮膚の一番外側にある角層。ですが、角層は環境の変化により蒸発していく水分量をこまめに調整する機能がないため、十分な保水機能を果たすことができません。
そこで、重要な役割を果たすのが毛穴です。毛穴から皮脂を出し、皮脂膜を作ることで、蒸発する水分量を調整することが可能になるのです。
特に顔は、体の中でも特殊な部位。日常生活をしていても洋服で隠せないですし、夏でも冬でも皮膚を露出していなければならないので、ほかの部位の皮膚に比べ、もっとも毛穴の働きが発達していったと言えます。
■「毛穴」は、顔のどの部分も同じようにある?顔の中でも、眼のまわりの毛穴は少ないです。頬や鼻といった、いわゆるTゾーンと同じくらい毛穴の数があり、皮脂の分泌がされると、皮膚が厚く重くなってしまい、まばたきや眼球を動かすときに邪魔になってしまいます。そのため、眼のまわりの皮膚は薄くなっています。
眼のまわりは毛穴が少ないため、毛穴の開きやニキビができにくい傾向にあります。その代わり、肌の保水機能やバリア機能は皮膚が薄いぶん低め。乾燥しやすいので注意が必要です。
■「毛穴」の役割がうまく機能しないと……自分の肌をインナードライや敏感肌だと感じている人は、毛穴の役割がうまく機能していない可能性が高いです。