お金をかけずに今日からできる! いいことづくめの「パワーナップ」 (1/2ページ)
昔はよく「食事のあとにすぐ眠ると、牛になるよ!」と言われました。でも昼ご飯のあとは、少し眠くなりますよね。
これは、お腹がふくれると脂肪細胞から分泌される満腹ホルモン「レプチン」の仕業です。
また、午後に眠くなることには、体内時計も関係しています。体内時計が作り出す眠気のピークは、1日に2回あります。一番大きなピークは午前2~4時にあり、もう一つの小さなピークが午後2~4時にあるのです。午後に眠くなるのは気合が足りないのではなく、体の自然な働きによるものです。
午後の眠気への対処の仕方には、2つあります。眠気に対抗して頑張って起きているか、眠気に身をゆだねて眠るかです。今、ビジネス界では、昼寝のことを「パワーナップ」と呼んでいて、先進的な会社では導入が進んでいます。
ある企業では、会議室に仮眠用のリクライニングチェアをたくさん用意して、いつでも仮眠できるようにしました。また、パーテーションで仕切られた仮眠部屋を作った会社もあります。
マイクロソフトの本社には、1千万円もする仮眠専門ポッドがあると言われています。
パワーナップの掟パワーナップはただ眠ればよいというものではなく、タイミングが大事です。パワーナップの基本は、正午から午後3時までのあいだに20分間眠ることです。
パワーナップは、なぜ「午後3時まで」にとらないといけないのでしょうか? 午後の仮眠は、その日の夜の睡眠の先取りになります。
ですから、遅い時間に仮眠をとると、夜の睡眠に悪影響がでてしまうのです。そのためパワーナップは、夕方より前に終わっておく必要があります。
「20分」という長さも重要です。私たちは寝つくとまず、脳の眠りであるノンレム睡眠が現れます。ノンレム睡眠は、浅い睡眠と深い睡眠に分かれています。ノンレム睡眠が終わると、体の眠りであるレム睡眠にかわります。
深いノンレム睡眠のときに目覚めようとしても、なかなか起きられません。さらに、目覚めたあとに頭が元の状態に戻るまでに、時間がかかってしまいます。