うそ、妊娠した!? 突然の妊娠にあわてないためのお金の話~かかるお金もらえるお金~ (4/5ページ)

マイナビウーマン

分娩代や入院代などはやはり病院によって金額が変わってきますが、手術代はすべての病院共通で22万2,000円(32週未満の早産の場合などは24万2,000円)となっています。手術代は保険適用なので3割負担となります。

合計の負担費用は地域や病院によってだいぶ異なってきます。目安は約50万円から75万円ほどですが、保険適用により自然分娩よりも安くなる場合もあります。

●無痛分娩の場合

自然分娩費用に、無痛分娩のための処置費用がプラスとなります。その額は1万~10万円程度であることが多いですが、病院によっては20万円ほどになる場合も。処置費用は保険適用外となるので、すべて自己負担となります。自然分娩の料金から考えると、50万円から高いと100万円近くなることもありそうです。

費用は病院によって異なりますが、個人病院や診療所よりも公的病院の方が比較的安くおさえられる場合が多いようです。そのほか、入院代も部屋を大部屋にするか個室にするかによって変わってきます。

■出産でもらえるお金

一度の出産で大体50万円前後の費用がかかる事が分かりましたが、そんなにまとまったお金用意できないかも……と戸惑ってしまう人もいますよね。しかし、国や健康保険組合から出産で支給されるお金もあるので、あまり心配しなくてもいいかもしれません。

●出産育児一時金

健康保険組合から、子ども1人につき42万円の補助金が出ます。双子の場合は84万円、3つ子なら126万円。ただし、産科医療補償制度に加入していない病院での出産や在胎週数が22週前の出産の場合は1人39万円となります。

これは出産時にかかる費用をまかなうためのもので、本人を通すことなく組合が病院に直接補助金を支払う「直接支払制度」の利用も可能です。同制度を利用することで、窓口での支払いは補助金を差し引いた金額のみですむのです。

●出産育児付加金

健康保険組合からの出産のお祝い金のようなもので、各組合が設定した額を受け取ることができます。金額は大体1万~5万円であることが一般的ですが、組合によってはもっと高額だったりと異なってきます。出産前に調べておきたいですね。

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