夏風邪ではない! 耳鼻咽喉科専門医が教える、「寒暖差アレルギー」の見分け方 (2/3ページ)

マイナビウーマン

すると、諸症状をコントロールできずに、鼻づまりが起こる、膨張した血管から水分がもれて鼻水が出る、くしゃみが出るようになります。

寝不足や疲労、ストレスなども自律神経の働きを低下させる要因になります。そんなときに、冷暖房が効きすぎた空間や、旅行などで温度差が大きい環境に移動すると、寒暖差アレルギーが出やすくなるでしょう。

■女性は特に体を冷やさないように注意 ―寒暖差アレルギーなのか、夏風邪かを判断する基準はありますか。

遠山医師 鼻水の状態に注目してください。風邪のときの鼻水は、透明でサラッとしたものから、1週間ほど経つと黄色くドロっとした粘着性のあるものに変わり、やがて治まります。寒暖差アレルギーの場合は、花粉症と同じで透明でサラサラしていて、大きな温度差があると常に出るのが特徴です。

また、寒暖差アレルギーの症状の多くはくしゃみ、鼻水、鼻づまりの3つですが、倦怠感やイライラ、不眠、食欲不振を訴える人もいます。夏風邪の場合は、鼻水のほかに、高熱、のどの痛み、せき、頭痛、下痢、腹痛などが多く見られます。

―寒暖差アレルギーが女性に多いというのは本当でしょうか。

遠山医師 女性は男性に比べて自律神経のバランスが乱れやすいこと、また、筋肉量が少なくて冷え症であることが多いため、そのように言われています。当院の患者さんでも実際に女性が8割です。また、花粉症など元々何らかのアレルギーがある人に多い傾向があります。

―寒暖差アレルギーの予防法や対処法はありますか。

遠山医師 まずは何よりも、エアコンの設定温度や衣類で温度差を調節するようにしてください。案外、これを実践していない人が多いように思います。また、冷暖房が効いた室内に入る前にマスクを着用して、空気が一気に鼻に入るのを予防する、マスクがないときはハンカチで鼻を覆うなどでも有効でしょう。

特に女性は、冷房の効いた部屋では露出が多い服装を避けるなどして、体を冷やさないようにしてください。夏でもぬるめのお湯で半身浴をするなどして、体を温めるようにしましょう。

また、日ごろから自律神経の働きを整えるために、十分な睡眠、栄養のバランスの整った食事、適度な運動を心がけましょう。

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