人が怖い、抗うつ薬が効かない「社会不安症(対人恐怖症)」が改善? 世界初の検証結果が発表! (3/4ページ)

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※ 本研究で作成・使用された「社交不安障害(社交不安症)の認知行動療法マニュアル(執筆:吉永尚紀、監修:清水栄司)」に従って治療が実施された場合に限り、診療報酬を算定できる要件となっています。

マニュアル・インデックス1、安全行動と自己注目が、不安を強めていることに気づく

◎理論背景
安全行動は、最悪(破局的)な事態を防ぐために用いられる。しかし実際は、反証の機会を失い、不安が持続する。安全行動のモニタリングにより自己注目が高まる、また、安全行動をおこなうことで、他者はより一層、患者の不安症状に気づきやすくなってしまう(不安症状も生起しやすくなる)という問題に繋がっている。

2、 「否定的な自己イメージ」と「客観的に見た現実的な自分の姿」の違いに気づく

◎理論背景
他者のような外的世界を観察して得られる外的情報ではなく、自分の身体反応や不安感情、自分の頭に浮かぶ自己イメージや自動思考などの、いわゆる内的情報に基づいて、自分が他者にどう映っているかを推論していることが多い。

つまり、自分の身体感覚と不安感情などを材料に自己イメージを構築するため、「自分がこんなに不安と感じ、こんなに震えを感じているから、他者からも、さぞや不安そうに震えているように見えるに違いない」と、現実の姿よりも過大に、否定的な自己イメージを形成している。

3、自分自身(内部)への注意の偏り(バイアス)を減らし、外部へ向けさせる

◎理論背景
自分の安全行動の遂行具合、不安感情、身体感覚、自動思考などの自分自身の内部情報をモニタリングすることによって、注意が自分自身に向いてしまう場合が多い(注意の内的シフト)。

そのため、患者は他者の反応(ポジティブにしろ、ネガティブにしろ、現実の他者評価)に気づくことができない。

4、特定の予測が実際は起こりにくいことを発見し、ありのままの自分でも他者に受
け入れられることに気づく

◎理論背景
安全行動や回避を続けてきたことにより、脅威的な結果が実際に起こるのかを検証する機会を失ってきた。行動実験の目的は、社交場面において患者の持つ特定の予想(認知)を実験することである。

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