人が怖い、抗うつ薬が効かない「社会不安症(対人恐怖症)」が改善? 世界初の検証結果が発表! (4/4ページ)

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そして、患者の信念を反証するための証拠を収集し、自分がありのままでも受け入れられるという気づきを得ることが全体的な目的である。

5、恐れている最悪な事態や、否定的な予測が実際に起こったとしても、必ずしも他者が同じように否定的な解釈をしないことに気づく

◎理論背景
行動実験を通して、社交場面において患者の持つ特定の予測を実験し、患者の信念を反証するための証拠を収集することで、恐れていることが実際には起こりにくいことを発見できたはずである。

その一方で、患者が恐れている最悪な事態が起こったとしても(震えやどもりなどの不安症状が相手に気づかれる)、他者が否定的に評価するとは限らない。つまり、他者の基準や見方を査定する必要がある。

6、物事の前後で繰り返し考えること、やってしまうことのデメリットに気づく

◎理論背景
自分がどのくらい上手く振る舞えたとか、他者から見てどうだったかということについて、はっきりとしたフィードバックを受けることは滅多にない。このため、患者は社会的な交流が終わった後でくよくよ考えるのである。

後から考えることで、否定的な自己イメージはさらに悪化し、不安はさらに高まることになる。また、社会的な失敗に関する現実には存在しなかった誤った証拠を記憶してしまうのである(感情のバイアスにより過誤記憶が形成される)。

7、繰り返されるイメージと、過去の記憶に振り回されないようになる

◎理論背景
トラウマティックな過去の出来事が、現在の破局的な自己イメージと結びついたり、否定的な信念やスキーマの形成に発展することがある。
過去のトラウマ記憶の体験のような他者からの反応が、現在の自分にも起こるかのように感じることがある(フラッシュバック)。

それは、患者が過去の限られた情報でしか、現在の出来事を処理できていないためである(情報と記憶のバイアス)。そのため、患者は大人としての自分の視点や、認知行動療法を通して得た新たな視点から、トラウマ記憶を更新する必要がある。


出典:
世界初。抗うつ薬が効かない社交不安症を認知行動療法が改善
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