“母体に非”はないけど…知っておきたい「稽留流産」の主な原因と対処法 (1/2ページ)
妊娠が分かったのもつかの間、「赤ちゃんが育っていない」と言われたら……。
女性にとってこれほど辛い宣告はないだろうと思います。ましてや、出血や下腹部痛などの兆候もなく、病院で診察されて初めて分かった場合は、予期せず悲しみのどん底に突き落とされた気持ちになることでしょう。
このように子宮内で胎児(胎芽)が亡くなっていても、症状がなくそのまま残ってしまっている状態を“稽留(けいりゅう)流産”といいます。
今日は助産師である筆者が、この“稽留流産”について、お話したいと思います。
■「妊娠初期の胎児死亡」主な原因は?
妊娠初期の胎児(胎芽)死亡の約50%以上は、実は重篤な奇形があると言われています。そのまま大きくなることができずに亡くなってしまうのは、非常に悲しいことではありますが、自然淘汰現象であると考えられています。
流産という結果に、多くの女性は“自分が何か赤ちゃんに良くないことをしたからこうなった”と考えがちです。
しかし、決してそうではありません。
お母さんが悪いわけでもなく、赤ちゃんが悪いわけでもなく、偶発的に起こってしまった自然現象なのです。
多くは染色体の異常であったりしますが、それは“たまたま”1回だけのことであり、必要以上に心配することはありません。
■「稽留流産」になってしまったら?
週数にもよりますが、自然に排出されるのを待つこともあれば、人工的に排出させるような処置をおこなうこともあります。処置後、少し下腹部痛など起こることもあります。
仕事をしている場合、2~3日は自宅で安静にしている方が良いでしょう。
上に子どもがいる場合などは、お家で静かに過ごすか、家族に手伝ってもらって少しでも身体を休ませる時間を確保しましょう。家事はもちろんお休みし、間違っても買い物に行って重い荷物を持ったりとか、すぐに日常の生活に戻って活動するのは止めましょう。
悲しいことを忘れるために、身体を動かして気を紛らわせたほうがいいと思う方もいらっしゃるかもしれません。