夏のかゆーい天敵! 「蚊」にまつわるトリビア4つ (1/2ページ)

夏になると登場する人間の敵といえば……そう「蚊」です。寝ているときにあの「ブ〜ン」という羽音を聞くと、もう気になってぐっすり休むこともできませんよね。そこで今回は、そんな蚊に少し科学的な観点から迫ってみたいと思います。
■ 血を吸うのはメスの蚊だけ
蚊というと、真っ先に思い浮かぶのは血を吸う姿ですが、どんな蚊も血を吸って生きているのでしょうか。……実はそうではありません。日本には、白と黒の縞模様をした「ヒトスジシマカ」とやや赤みを帯びた色をした「アカイエカ」の2種類が広く生息していますが、これらの蚊は通常、糖分を含む花の蜜や樹液などを栄養源としています。ただし、メスに限っては産卵期に人間など生物の血を吸うようになります。これは、たんぱく質を摂取して産卵に必要な卵巣を大きくするためです。とりわけ夕方頃になると、吸血活動がもっとも活発になります。私たちには、このときの印象が強く残っているわけなのですね。
■ 刺されたら諦める方がいい?
蚊に刺されるとしばらく辛いかゆみが続くことは、きっと誰もが一度は経験があることでしょう。でもどうして蚊に刺されるとかゆくなるのか知っていますか? 私たち人間の血液というのは、出血が続くのを防ぐために空気に触れると固まる性質があります。そのため、蚊が血を吸おうとするときには血液が固まってしまわないよう、針を突き刺すとともに自らの唾液を私たちの体内に注入してくるのです。そして、この唾液がアレルギー反応を引き起こすことで、かゆみとして感じるのです。
ちなみに蚊は血を吸い終わると、かゆみの原因となる唾液も一緒に吸い込みます。つまり、蚊に刺されたときは最後までしっかりと血を吸わせてあげた方がその後のかゆみは軽くて済むわけです。