一年中暑い地域に住む人ほどキレやすく暴力的になる傾向あり(オランダ研究) (2/3ページ)

カラパイア



[画像を見る]

恒常的暑さが人のをキレやすくする理由

 そこで今回の最新モデルでは、それまで着目されることのなかった季節による気温の変化という要素が追加された。季節による気温の変動がないと前もって気温の違いを考慮した計画を立てる必要がなくなる。こうして将来を気にかけることがなくなり、さらには自らを律する気持ちも薄れていく、というのがCLASHモデルの説明だ。

 「変動が少ないと、今やりたいと思っていることへの制約が少なくなります。というのも、食料や薪を蓄えたり、冬支度をしないで済むからです。さらに寄生虫や危険な動物など暑い気候に起因する現在のストレスに意識が向かうでしょう」とランゲ氏。

 つまり暑く、気温が一貫した地域では、現在の状況に応じて行動をとるようになる可能性が高いのだ。ランゲ氏によれば、こうした地域においては気ままな生活が送られ、時間にルーズであったり、若いうちから多くの子供を産むといった傾向が見られるという。無論、文化は気温だけによって形作られるものではないが、その影響は相当に大きなものなのだそうだ。

 CLASHモデルの有効性を検証するために今後も調査が続けられるとのことだが、その正しさを実証する証拠はすでに数多く集まっているという。世界の地域ごとに暴力の発生率が異なる理由を理解する強力なフレームワークであるとランゲ氏は話している。
「一年中暑い地域に住む人ほどキレやすく暴力的になる傾向あり(オランダ研究)」のページです。デイリーニュースオンラインは、海外などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る