秋津壽男“どっち?”の健康学「硬水を飲むと突然の下痢に見舞われる。知っておきたいミネラル水の基礎知識」 (2/2ページ)

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同じく緑茶も軟水でこそ風味が出ますが、ヨーロッパで発展した紅茶は、通に言わせると硬水のほうがおいしいそうです。

 つまり、その国や地域の水が、その地の食材とともに食文化を醸成してきたわけです。海外の場合、フランスやイタリア、ドイツは“硬水国”。石鹸が泡立たず使いにくいとされています。イギリスはロンドンこそ硬水ですがエジンバラのように軟水エリアもあり、スコッチの水割りは軟水のハイランドウオーターで割るとおいしく飲めます。

 アメリカはニューヨークやロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴ、ワシントンなど大都市のほとんどが軟水ですが、内陸部のラスベガスやグランドキャニオンは硬水です。中国や韓国、インドは日本より硬度が高いですが、オーストラリアは日本より硬度の低い軟水がメインです。このように、海外旅行の際は現地の水の硬さも頭に入れておくと、急な下痢などに巻き込まれずに済むでしょう。

 最近は水を買う人も多いですが、日本の水道水は世界のミネラルウオーターよりクオリティが高く、安心して飲めます。水道水がペットボトルで売られているのも日本ぐらいでしょう。

 夏に向けて水分の摂取にはくれぐれも気をつけてください。

■プロフィール 秋津壽男(あきつ・としお) 1954年和歌山県生まれ。大阪大学工学部を卒業後、再び大学受験をして和歌山県立医科大学医学部に入学。卒業後、循環器内科に入局し、心臓カテーテル、ドップラー心エコーなどを学ぶ。その後、品川区戸越に秋津医院を開業。

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