子どもはなぜ中耳炎になりやすい?「耳に入った水の取り方」と知っておきたい中耳炎対策 (2/2ページ)
上咽頭と耳の中耳腔という場所は“耳管”でつながっています。
実は、月齢の低い赤ちゃんほど耳管が太く、短い上に、耳管の傾きがほぼ水平なので、鼻からウイルスや細菌が入り込みやすいのです。
対策としては、鼻水が出ている場合は、早めに耳鼻科を受診しましょう。鼻をすすらないように、おうちでもこまめに鼻水をかんだり吸引することが大事です。
■ こんな時は耳に水が入らないように注意して!
(1)風邪を引いている
鼻水が出ている、喉が赤く腫れて痛い、といった風邪のときは中耳炎になりやすい状態。プールや水遊びは控えた方がいいでしょう。
(2)中耳炎にかかった経験がある
中耳炎にかかったことがある場合は特に注意が必要です。鼓膜に穴が開いていたのが治りきっていない場合、穴からプールの水が耳の奥に入って、さらに炎症を起こしてしまいます。プールやお風呂の水が耳に入らないように気をつけましょう。
(3)耳管が狭い
耳管が狭いと、耳が詰まった感じになります。健康な場合、耳が詰まった感じは、つばを飲み込んだりすれば改善されますが、耳管が狭いとこれだけでは改善されません。プールやお風呂の水が耳に入ると中耳炎になりやすい状態です。耳管の治療が必要となってきます。
いかがでしたか?
子どもでも、健康なときは多少耳に水が入っても特に心配はいりません。でも、プールやお風呂でたびたび耳に水が入りやすかったり、中耳炎を何度も繰り返す子どもの場合は、プール遊びをしても大丈夫かどうか、一度耳鼻科で耳を診てもらうと安心ですね。
【参考・画像】
※ プールの季節、子どもの中耳炎に要注意!- Doctors Me
※ 耳に、水がつまっているのですが簡単に抜く方法ありますか? – Doctors Me
※ 不快感をすぐに消したい、という人は試してみよう。耳の水の抜き方とは?- 川村耳鼻咽喉科クリニック
※ 主婦の友社(2007)『最新 赤ちゃんの病気大全科』(主婦の友社)
※ wavebreakmedia / PIXTA
【筆者略歴】
※ 進藤ゆきこ・・・専門家ライター。自身も子育て真っ最中の歯科医師、歯学博士。「毎日のオーラルケアをママとベビーのハッピータイムに」をモットーに、親子でお口の健康をもっと身近に感じてもらえるよう取り組んでいる。