「ご覧になられた」はNG! ついやってしまう敬語ミス、気をつけたいポイント3選 (1/2ページ)

学生の窓口

オフィスでついやってしまう敬語の間違い

大学生のみなさんでも、社会人の先輩と話すときや教授に話しかけるときなどは敬語を使うのではないでしょうか。しかし敬語というものはやっかいで、うろ覚えの知識で使ってしまうと敬っているつもりがおかしな表現になってしまうことがあります。今回は、間違えがちな敬語についてご紹介します。

■つい使いがちな二重敬語!

二重敬語とは、すでに敬語になっているのにさらに敬う表現を重ねて、敬語の誤用になってしまったものをいいます。たとえば、以下のような二重敬語は一般的に誤りとされます。

☓社長がご覧になられた。
◯社長がご覧になった。

「ご覧になる」がすでに尊敬語であるため、それを「なられた」にすると二重敬語になります。

☓先方の鈴木部長がおっしゃられていました。
◯先方の鈴木部長がおっしゃっていました。

「おっしゃる」がすでに尊敬語です。尊敬語は「動詞 + れる・られる」という形でつくられる場合がありますが、この場合は二重敬語になっておかしい表現になります。

☓5月1日に伺わせていただきます。
◯5月1日に伺います。

電話やメールで使いそうな表現ですが、「伺う」「いただく」は両方とも謙譲語です。ですから「伺わせていただく」はやはり二重敬語で、一般的には誤用となります。

☓企画書を拝見させていただきました。
◯企画書を拝見しました。

「拝見する」が謙譲語で、すでに敬語です。「させていただく」は謙譲表現ですから、これも二重敬語です。この場合は「拝見しました」で良いのです。

■二重敬語でも許される場合がある!

しかし、言葉とは不思議なもので、多用されている間に「その使い方もOKにしましょう」となることがあります。

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