南極のオゾンホールに回復の兆しが!オゾンホールが徐々に小さくなっていることが判明 (2/3ページ)

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 緻密に調整された気候モデルからも、2000~2015年の9月において南極上空のオゾンホールが平均450万km2縮小したことが判明している。9月は冬を経て太陽光の量が完全に戻り、オゾン層を食いつぶしていた大気中の化学反応が始まる時期であり、それゆえに非常に重要な結果と言える。

 
歓迎すべき変化

 これまでほとんどの専門家は、オゾンホールが最大になる10月に注目してきた。しかし、ソロモン氏は回復の兆しの多くは9月に現れると説明する。オゾンホール出現時期がそれまでよりも平均10日遅くなっているのだそうだ。

 南極上空に気象観測気球を飛ばして測定した結果、ソロモン氏のチームが使用するモデルによって予測される高度でオゾンが回復していることが確認された。「深さ、形、サイズ、タイミングが正常なのだから、勇気付けられます」

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南半球の1979年10月 - 2015年10月のオゾンマップの変化

 パリ、フランス国立科学研究センターの大気化学の専門家ソフィー・ゴダン=ビークマン氏は、9月の傾向について確信を持てるとコメントするが、まだもう数年様子を見たいとも話す。

 回復傾向にある一方で、オゾンホールが完全に修復するには今後何十年とかかるようだ。相当しっかりと穴が開いており、今世紀が終わる前になくなるとは思えないと話すのは、イギリス、レディング大学のミカエラ・ヘグリン氏だ。北極では南極に比べて小ぶりのオゾンホールが見られるが、こちらに修復の兆しは確認されていない。

 とはいえ、1980年代から南極のオゾンホールを調査してきたソロモン氏にとっては歓迎すべき変化だろう。「好転するところを見れるなんて素敵ですよ」と喜びを隠せない。
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