20代や30代とは価値が違う!40代が考えるべき時間の使い方 (1/3ページ)
きょうは、『40代を後悔しない50のリスト【時間編】―――1万人の失敗談からわかった人生の法則』(大塚寿著、ダイヤモンド社)という書籍をご紹介したいと思います。
もしかしたらタイトルを見てピンときた方もいらっしゃるかもしれませんが、ベースになっているのは2011年のベストセラー『40代を後悔しない50のリスト 1万人の失敗談からわかった人生の法則』。
ビジネスパーソンが意識しておくべき考え方を記した同書を軸としつつ、今回は40代にとっての「時間」に焦点を絞っているわけです。
そして大きなポイントとなっているのは、「なぜ40代にとって時間の使い方が重要なのか」ということ。
でも、なぜ40代にとってそれが大切なのでしょうか?
■時間の使い方は「40代の重要事項」
20代、30代の方はまだイメージしづらいかもしれませんが、40代は人生において非常に意味のある時期。
やっと自分の裁量で仕事ができるようになり、自分のやりたかったこと、あるいは個性やセンスが発揮できるようになる年まわりだということです。
また一方、子どもの進学や親の介護など、家庭においてあらゆる問題が起こってくるタイミングでもあります。
しかしそんななかで40代は、「頭ではイメージできても、物理的に時間を奪われるため実行できない」というジレンマに悩まされることにもなるのだと著者は指摘しています。
「やりたいけれど、やる時間がない」「30代と同じ感覚で仕事に時間をかけられない」というような現実に直面してしまうため、時間についての考え方を一新する必要に迫られるということです。
■30代と40代では大きく違う時間術
もちろん、時間の使い方はどの年代にとっても重要。しかし現実的に、20代、30代の時間術と、40代のそれは決定的に異なると著者は断言します。
30代までの仕事の大半は、いかに速く作業を終えるか、いかに効率的に行うかという「作業スピード」でカバーできることが中心でした。