固定翼機と合体した新型ドローン「クワッドプレーン」で飛行時間が大幅アップ (1/2ページ)

FUTURUS

固定翼機と合体した新型ドローン「クワッドプレーン」で飛行時間が大幅アップ

Source : enRoute

今話題のドローン。荷物の運搬から建造物の点検、農業用に空撮など、さまざまなシーンでの利用が期待されているのはご存じの通り。

一般的なドローンは、主に4〜6枚のプロペラが付いたクワッドコプターと呼ばれるタイプが多い。

軽量でコンパクトなのだが、問題は飛行時間。プロペラを回す動力には電動モーターを使うが、バッテリーを比較的小さくしないと重量が重くなり飛ばせないため、10分~20分程度の時間しか飛行できない。つまり、長距離移動に向いていないのが現状だ。

そんなドローンの弱点を解消したのが、産業用ドローンメーカーのenRoute(エンルート)で開発した「クワッドプレーン」。なんと、ドローンと固定翼タイプの無人飛行機をミックスさせることで、垂直離着陸ができ、長距離飛行も可能にした画期的モデルを開発したのだ。


■ 4枚のプロペラを飛行機にセット

フライトコントロールのソフトなどを手掛けるメーカーJapan Dronesと共同で開発したこのモデル。ぱっと見たスタイルは、ガソリンエンジンを搭載した一般的なラジコン飛行機と同じだ。

Source : enRoute

だが、よく見ると翼には4枚のプロペラ。このプロペラは、離着陸時には電動モーターで稼働し、飛行時はガソリンエンジンを動力にする。プリウスなどハイブリッドカーのドローン版みたいなイメージだ。

Source : enRoute

また、一般的な固定翼機の場合は離着陸時に滑走路が必要だが、このモデルは前述の通り垂直離着陸ができるので、飛び立つ場所を選ばない。しかも、離着陸時のみ電気を使うため、搭載するバッテリーも小さくできるメリットもある。

「固定翼機と合体した新型ドローン「クワッドプレーン」で飛行時間が大幅アップ」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る