【海外出産奮闘記#6】日本と比べ超アナログ検診…、でも街ゆく人皆が暖かい「アメリカ妊婦事情」編 (2/4ページ)
それは針で数字を指し示すタイプの、無骨でシンプルな、銀色の体重計でした。揺れる針がピタリと落ち着くまで所在無さげに待たなければいけない、アレです。さらに血圧計も、ポンプで“シュシュシュ”とふくらませるものでした。
アメリカは「医療が発達しているイメージ」でいたので、ここでまずカルチャーショックを受けた私を、さらに素朴な診療台が待ち受けていました。
日本ではほとんどすべてがデジタルですよね。体重計、血圧計から内診台に至るまで、ほぼ全てがそうです。
特に内診台は機械でグイーン……とお股の位置が自動で持ち上がり、カーテンの向こうでお股を目線の高さでまじまじと見られながら、何事かカチャカチャと処置をされます。(私はこれが個人的に大嫌いです)
対してアメリカの診療台は、ただの寝台。そこにお医者がおもむろに、寝台の下に設置されていた紙をガガーッと引き出し、ペッと寝台に敷きます。「さあ、ここに横になって」と指し示すお医者のための椅子はありません。患者と、その家族が座るための椅子だってありません。四角い部屋に、寝台が一つだけ。素朴を絵に描いたような診療室でした。
毎回の検診では、尿検査に体重&血圧チェック、子宮低長をメジャーで計り、胎児の心音のみを聴くエコーをします(映像は無し)。 ヒアリングをして終了です。
念の為に付け足しておくと、私が出産したのは、当地ではわりと有名な大きな病院です。有名さに妊婦検診がデジタルなのか、手作業が多いのか、ということは、全く無関係なのだなあ、と思った事を憶えています。ちなみに、心音エコーの際のべたべたを拭くのも、寝台に敷いた紙でした……。
当たり前ですけど、ガサガサでキレイに拭けないんです。自前のタオル必須でした。
■自然派ママへのルーツは「内診無し、エコーも無しの検診」
意外な事に、日本では毎回されていた内診とエコーは、アメリカではしません。エコーは、妊娠中問題が無ければ2回と決まっています。内診も妊娠中を通してされたのは数回です。どちらも“必要あらば”されるといった感じです。
この理由としてはおそらく、アメリカの高価な診療代と(エコーは診療点数が高い)、さらにエコーの危険性もあります。