1杯50円弱の都市も!世界で最もビールが安い観光地トップ10
- タグ:
-
都市
いよいよ夏本番。太陽の下、カラカラに乾いた喉を潤すビールは夏休みを最高の瞬間に変えてくれます。
そんななか、イギリスのアルコール飲料業界誌『The Drinks business』がビール日本をより安く楽しく飲める観光地トップ10を発表しました。
ランキングは世界70都市のスーパーと飲み屋さんの、ビール1杯(330ml)の販売価格を合わせた平均価格です。通貨は、英国ポンド1£を140円換算で見ていきましょう。
■10位:ブタペスト(ハンガリー)・・・239.4円(スーパー39.2円/飲み屋438.2円)
いま、結婚式前の新郎新婦が同性の友だちだけで盛り上がるパーティを、わざわざハンガリーの首都、ブタペストで開催する若者が多いことをご存知でしょうか?
ブタペストは、それほど人気の都市なのです。天然の温泉施設もたくさんあるので、日本人には向いているかもしれません。
■9位:リュブリャナ(スロベニア)238円・・・(スーパー105円/飲み屋369.6円)
イタリアの北東、クロアチアやオーストリアに隣接しているヨーロッパの小国、スロベニア。首都のリュブリャナは中世の街並みを残した小都市です。
まだまだマイナーですが、近年の観光客増加に伴いお酒の価格がリーズナブルのようです。近隣のザグレブから電車で2時間半なので、日帰りも可能です。
■8位:ワルシャワ(ポーランド)236.6円・・・(スーパー84円/飲み屋390.6円)
ヨーロッパのお酒市場の重要拠点であるポーランドですが、これまでビールはあまり人気ではありませんでした。
しかし近年は、『Tyskie』『Zywiec』という新ブランドの急成長でお求めやすい価格になっているようです。街の中心を南北に走るヴィスワ川を眺めながめながら、ビールはいかがでしょうか。
■7位:カイロ(エジプト)231円・・・(スーパー96.6円/飲み屋365.4円)
アフリカ大陸からの最初のエントリーがカイロだったのは、やや意外な結果かもしれません。
しかし、もともとこの地は観光客には人気。ビールも安価で提供されているそうです。ただし近隣の治安が不安定なので、渡航には十分注意してください。
■6位:ベオグラード(セルビア)212.8円・・・(スーパー42円/飲み屋382円)
ヨーロッパの宝石と称えられるベオグラード、観光地だけにビールの価格も安いです。最近では、若者の人口も増え、オシャレなテラス席のお店もたくさん増えているといいます。
■5位:メキシコシティ(メキシコ)205.8円・・・(スーパー64.4円/飲み屋347.2円)
アメリカ大陸から唯一のエントリーになったメキシコシティは、ビールよりテキーラの街として知られています。それでもビールが安いのは、やはり太陽のもとではシュワシュワの飲み物が似合うからですね。
■4位:クラクフ(ポーランド)181.3円・・・(スーパー79.8円/飲み屋282.8円)
クラクフはポーランドのなかでも歴史ある都市のひとつ、現在の第二の都市です。首都であるワルシャワを観光客数でも超えて、ビールの価格がヨーロッパでももっとも安い都市のひとつになりました
■3位:ケープタウン(南アフリカ)180.6円・・・(スーパー64.4円/飲み屋296.8円)
人気の観光都市ではありますが、世界でも比較的高い貧困率のケープタウン。ビールの安さと貧困率の関係があるのか……? 今回のランキング内でも、とくに興味深いポイントです。
■2位:キエフ(ウクライナ)161円・・・(スーパー65.8円/飲み屋254.8円)
昨年1位だったクラクフ(本年4位)を超え、キエフが上位にはいりました。これは為替の影響。観光客数が伸びたのではなく、ビールの価格が昨年と同じであるため、さらにたくさん飲めるようになったということですね。
■1位:ブラチスラヴァ(スロバキア)159.6円・・・(スーパー49円/飲み屋270.2円)
同国の首都で最大の都市のブラチスラヴァ。実はこの街には、たくさんの小さなビール醸造所が点在しているのです。
また、観光客も徐々に増えてきており、ビールの価格も世界でいちばん安い都市となりました。今後、注目の観光都市といえそうです。
*
意外にもヨーロッパの都市には、ビール価格が安いところがたくさんありました。
夏休みの旅行先を考えるとき、現地のビール価格はもちろん、食事の価格なども合わせて検討すると、旅行全体の費用を抑えられるかもしれません。でも、くれぐれも飲みすぎにはご注意ください!
(文/Zoe)
【参考】
※Top 10 cheapest cities in the world to buy beer-The Drinks Business