70年の調査で判明!よい人間関係で幸せになるための3つの教訓 (2/3ページ)

Suzie(スージー)

研究開始当時10代だった男性たちはその後、様々な職業につきました。

工場で働く人もいれば、弁護士や医師になった人やアメリカ大統領になった人もいました。

そのように長きにわたって同じ人物をあらゆる角度から追い続け、人生に於いてなにが起こっているのかを調査した結果、「最終的に人が幸せになるにはなにが重要なのか」が浮かび上がってきたそうです。

それは、「よい人間関係は人を健康にし、幸福にもする」ということでした。

■調査でわかった「よい人間関係」の3つの教訓

調査のリーダーであるウォールディンガー博士は、さまざまな専門分野を持つ人物がプレゼンテーションを行うTEDカンファレンス及びその後のインタビューで、「よい人間関係」について、この調査から3つの教訓が得られたと話しています。

1つ目は「社会的なつながりが重要で、孤独は人を殺す」ということ。人とのつながりが少ない人よりも、家族や友人など人とのつながりが多い人のほうが幸福を感じやすく、健康的で長生きしたそうです。

また、自ら望んではいないのに孤独な状態にある人は、幸せを感じにくいばかりか、健康面においても問題を抱えやすく、脳の機能も低下しやすい傾向があることがわかりました。

2つ目は「大事なのはつながりの“数”ではなく“質”である」ということ。どれだけ多くの友だちがいると自慢していても、それぞれのつながりが希薄な場合は、人生の満足度が低いと感じる人が多かったのだとか。

80代を過ぎて肉体的に不便を感じるようになっても、よい人間関係を築けている人はより多くの幸せを感じたそうです。一方、築けていない人は肉体的な痛みをより多く感じる結果になったといいます。

ウォールディンガー博士がさらにつけ加えたのは、「よい人間関係を築ける人に共通するのは、柔軟性があること」という点です。

自分の思うように他人を動かそうとする人は、人間関係でトラブルを抱えることが多く、柔軟性があって他人の考えを尊重できる人は、人間関係をうまく維持したり、困難を乗り越えたりできると語っています。

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