100%パルメザンチーズ表記は嘘!身近にある7つの危険な食品

Suzie(スージー)

100%パルメザンチーズ表記は嘘!身近にある7つの危険な食品

毎日自分や家族の口に入る食品は、健康にも直結するので安全で安心なものを選びたいですよね。

株式会社日本リサーチセンターが全国の15~79歳を対象に行った調査でも「食品の安全性を気にしている」と答えた人は55%で、気にしていないと答えた19%を大きく上回りました。

とはいえ、「無農薬や有機栽培のものを食べるようにしている」という人は28%とまだ少数。一般的なものより価格が高いので手が出にくいというのが本音かもしれません。

2016年7月に発売されたばかりの書籍『Real Food/Fake Food』のなかで、ライターのラリー・オルムステッド氏が独自の調査や専門家への取材をもとに、食品の実態について語られています。

ラリー氏は、「チーズやハーブティーなど身近な食品にも怪しい物質が含まれていることが判明した」とコメント。身近な食品にも危険なものが入っていると思うと、何だか怖くなってしまいますよね。

本書の中から、気になる7つの食品をピックアップしました。

■1:パルメザンチーズ

アメリカではパルメザンチーズをかさ増しするために「食用セルロース」が入っていることが問題となっています。

食用セルロースとは、木材を分解・粉砕したもので、チーズ同士がくっつくのを防ぐために入れられています。「100%パルメザンチーズ」と書かれているものでも10%近くのセルロースが入っていることもあるので要注意。

本物を求める人は、少々高価であっても、原材料名にパルミジャーノ・レッジャーノと書かれたチーズを買いましょう。

ちなみに、パルミジャーノ・レッジャーノは原産地に由来した名称のため、承認を受けたもの以外は名乗ることができません。

一般的なスーパーなどで売られているものは、パルミジャーノ・レッジャーノと同じような製法でつくられたチーズを粉にしているものがほとんどです。

■2:ステーキ肉

アメリカでは、健康志向の人は「grass-fed beef」と書いてある牛肉を選ぶそう。これはその牛が草だけを飼料として育ったことを意味するものです。

大豆やトウモロコシなどの飼料を大量に与えた牛は安価で購入できるものの、脂肪が多く、栄養価も低いとされるからです。

しかし、残念ながらこの表記も100%信用できるものではありません。

「草のみ」というのが、今までに「草のみを食べた期間があること」を指している場合があり、別の時期にトウモロコシや穀類、ホルモンなどを摂取している可能性があるからです。

■3:ハチミツ

「ハニーロンダリング」という言葉を知っていますか? これは中国などで生産されたハチミツが第三国で包装をし直して販売されたり、輸出されたりすることです。

もちろんそのハチミツが安全なものであれば問題ありませんが、多くは抗生物質などが使われていたり、水あめや他の糖類などで薄められたりしているものだそう。

アメリカではハチミツに関する政府の基準はほとんどないため、購入するときはラベルに書かれている原産国や原材料をしっかりチェックすることが大切です。

■4:オリーブオイル

天然のオリーブオイルは、フレッシュジュースのようにオリーブを圧縮して作られます。しかし、添加物などで汚染されたオリーブオイルが多く出回っているのも事実です。

オルムステッド氏は著書で「私たちが使っているオリーブオイルのほとんどはイタリア産ですが、DNAをも傷つける恐れのある物質や殺虫剤などのような成分を含む物質が見つかった」と述べています。

また、オリーブの実は傷んだものやカビの生えたもの、虫食いのものなどもまとめて圧縮されるそうです。

■5:ハーブティー

乾燥のハーブティーには数え切れないほどの未確認成分が含まれています。

この本によると、ハーブティーを調べた結果、値段の安いもの、高いものに関わらず3分の1にはリストに載っていない雑草などが入っていることがわかったそうです。

■6:チーズ

アメリカのチーズに関する規則は先進国において最も緩く、アメリカのチーズには、飽和脂肪、乳化剤のほか、多くの添加物が含まれています。

とても「チーズ」と定義できるものではなく、昔から「アメリカンチーズ食品」として広く知られています。

■7:スパイス類

特に乾燥した状態で売られている場合、ハーブティーと同じように、別の物質が多く含まれていることがあります。また、残留農薬の問題も……。

安全なものを選びたいと思うなら、スパイス類はオーガニックや無農薬、化学肥料不使用などと書かれたものにしましょう。

添加物以外でも、日本では「産地や賞味期限の偽装」「本来廃棄される食品の販売」など、食品の安全が疑われるような事件が後を絶ちません。

メーカーや生産者が責任を持って安全なものを販売するのはもちろんのこと、消費者である私たちも、その食品がどうやってできているのか、どんなものが含まれているのかをきちんとチェックすることが必要でしょう。

(文/平野鞠)

【参考】

The Most Fake Foods-POPSUGAR

NRC「日本人の食」調査-株式会社日本リサーチセンター

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