感染患者が過去最多! 厚生労働省も警鐘を鳴らす「E型肝炎」 (2/2ページ)
・倦怠感
・食欲不振
・吐き気
・腹痛
・発熱
・肝機能障害
・黄疸
大部分は安静で良くなりますが、劇症化したり、これらの症状が起きずに感染することも多いです。
また、妊婦や高齢者が感染すると劇症、重症化しやすい傾向があります。 E型肝炎になったさい、どのような治療方法がおこなわれますか? 肝炎の程度にもよりますが、床上安静が基本です。食欲がない時は点滴を行います。
劇症化する可能性があるときは、肝機能を改善させるために肝庇護剤の内服及び点滴、ステロイドホルモンの使用を行います。
それでも改善しない場合は出血予防のために血液製剤の輸血、意識障害などの予防のために、血液中の有形成分(赤血球、白血球、血小板)を除いた血漿(けっしょう)交換などをおこないますが、最悪の場合、肝臓移植が必要となることもあります。 E型肝炎を防ぐために、日常生活で気をつけた方が良いことを教えてください。 感染経路は経口感染で、ウイルスに汚染された食物、水の摂取により感染することが多いので、予防には手洗いと飲食物の加熱が重要です。 野生動物の内臓や豚のレバーを食べる際には、中心部まで火が通るよう十分に加熱しましょう。
また、E型肝炎が流行している地域へ旅行するさいは、未開封の保証がない飲料水(氷も含みます)、非加熱の魚貝類、自分自身で皮をむいていない非調理の果物や野菜をとらないように注意する必要があります。
最後に「E型肝炎」についてアドバイスをお願いいたします。 E型肝炎は予防できるワクチンがまだありませんので、感染しないように気をつける必要があります。汚染された水から経口感染しますので、流行している場所に旅行する時は注意しましょう。
また、豚肉や野生動物の肉を調理するさいには、火をきちんと通して食べるようにしてください。
(監修:Doctors Me 医師)