茨城女性遺体遺棄事件 高2少年が「通り魔殺害」に及んだ3つの謎 (1/2ページ)
「7月6日の逮捕後、少年は取り調べに素直に応じ、夜には出された食事をすべて食べ、風呂に入って床に就きました。翌日朝からも淡々と応じ落ち着いていたが、動機については口を閉ざしている。見ず知らずの女性を、いきなりああいうやり方で殺すものか…」(捜査関係者)
7月5日、茨城県龍ケ崎市を流れる西谷田川で女性の遺体が発見された事件で、翌日、少年が両親に付き添われ茨城県警つくば中央署に出頭し死体遺棄容疑で逮捕となった。
少年は、つくば市に住む県立高校の2年生(16)。県警の調べで、発見された女性は同県牛久市に住む進士康子さん(42・無職)と判明している。司法解剖の結果、死因は出血性ショック死で、上半身の背中を中心に数十カ所の刺し傷があり、中には肺に達するものまであったという。
「進士さんの遺体が散歩中の男性によって発見されたのは、5日午後4時頃。近くには草で隠されるように自転車が放置され、防犯登録から進士さんの父親名義のものと判明。問い合わせたところ娘さんの行方が分からなくなっていたことから、身元が判明したのです」(同)
少年は遺体発見のニュースが報道された後に現場付近へ出向き、警察車両や野次馬を見て「もう逃げられないと思い両親に話して同行してもらった」と話しているという。
「進士さんの傷の形状から、当初使用された凶器はアイスピックではないかと見られていた。しかし少年の供述によってフィッシュピックであることが判明し捜索したところ、現場付近から発見されたのです」(同)
フィッシュピックは、握り手の先に先端が尖った10センチあまりの棒が付いた魚釣り用の道具で、釣り上げた魚の鮮度を保つため活け締めする際などに用いられる。少年は「6月30日の夜に自転車で(現場へ)行き、すぐに背後から襲った。(刺した時は)男か女か分からなかった。(進士さんは)知らない人だった」としている。しかし冒頭の捜査関係者が語るように、フィッシュピックで何度も何度も突き刺し死に追いやるやり口は尋常ではない。果たして少年に何があったのか。
つくば市で生まれ育った少年は、県内の小、中学校を卒業後、現在は県内の公立高校に通っていた。同校は授業の時間帯が午前、午後、夜間の部に分かれるフレックス制の定時制高校。