「いつものサラダ」がなぜおいしい?心に余裕ができる、時間に追われない食事を (2/4ページ)
およそ15日ごとに「立夏(りっか)」「小満(しょうまん)」と、季節の名前がつけられた「二十四節気」。それをさらに5日ごとに区切ったのが「七十二候」です。
「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。
生きるための準備をする時期
7月17日~21日頃は第三十三候「鷹乃学をならう(たかすなわちわざをならう)」。「鷹乃学習」とも書きます。なかなか、読めませんよね? でも言葉の意味を知ると、「なるほど~」と納得しますよ。
「鷹乃学習」は、鷹の子どもたちが飛び方を学ぶ時季という意味なんです。鷹も最初から上手に飛べるわけではありません。生まれてから1ヶ月ほどして体が大きくなったら、巣の中でパタパタしてみたり、ジャンプをしてみたり、隣の枝にピョーンと移ってみたり。羽ばたく練習をするのだそう。
鷹は飛ばなければ、獲物をとることは出来ません。この言葉には、生きるためのわざをならうという意味が込められています。勇ましいイメージのある鷹ですが、鷹の子どもたちの巣立ちの準備を知ると、人間の子どもと一緒だなとちょっとだけ親近感が。
いにしえの人は、鳥や水の中の生き物、草花と、あらゆるいのちに目をこらし、季節を感じていたのですね。