高カロリー食品を食べたくなくなるサプリメントが発見 (1/2ページ)
ダイエットがつらい理由は、当たり前だが「もっと食べたい」のに我慢しなければならないからだ。「もっと食べたい」と思わなければ、少ししか食べなかったとしてもなんてことはないだろう。
グラスゴーのインペリアル・カレッジ・ロンドンの研究チームが、高カロリー食品への欲求を抑えるサプリメントを発見した。薬ではなく、あくまでもサプリメントだ。
従来の研究で、腸内のバクテリアがイヌリン繊維を消化するとプロピオン酸塩という化合物を出すこと、そしてその化合物には、脳に食欲を減らす信号を送る働きがあることがわかっていた。しかし、この実験の結果、イヌリン・プロピオナート・エステルを摂取すると、ただのイヌリン繊維を摂取したときよりもずっとプロピオン酸塩を出す効果が高いことがわかったのだ。
■ 高カロリー食品の魅力が減少する
研究チームは、20名のボランティアに、イヌリン・プロピオナート・エステルが入ったミルクシェイク、またはイヌリン繊維が入ったミルクシェイクを飲んでもらいMRI検査を行った。そこでは、被験者はサラダや魚、野菜、チョコレート、ケーキ、ピザなど、高カロリー/低カロリーおりまぜたさまざまな食品の写真を見せられる。
その結果、イヌリン・プロピオナート・エステルを飲んだグループは、食品の写真のなかでも高カロリーのものを見たときだけ、食欲に結びつく脳の領域が活性化しないことがわかったのだ。また同様に被験者たちには、さまざまな食べ物に対する欲求をランクづけしてもらった。その結果、やはり高カロリー食品に魅力を感じなくなったことがわかった。
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つづいての研究では、被験者たちはトマトソースのパスタが入ったボウルを与えられて、好きなだけ食べていいといわれた。その実験においても、ただのイヌリン繊維を飲んだグループと比べて、イヌリン・プロピオナート・エステルを飲んだグループが食べた量は10%少なかったという。