テスラの自動運転車事故 浮き彫りになったメーカーとメディアの「課題」 (2/2ページ)
先述の通り、今現在は自動運転車が公道を走る段階には至っていない。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=7ejVIF7Vlm8]
仮に豊砂公園での運行の際、死亡事故が発生したらオートパイロットテクノロジーにとっては一大事である。公道試験走行の実現は大幅に遅れるに違いない。そうならないよう、エンジニアは毎日地道な研究を積み重ねている。
今現在がまだこの段階なのだから、テスラ車の死亡事故は「起きて然るべきだった」と言う他ない。もちろんこれは、亡くなったドライバーを冒涜しているわけでは決してない。メーカーもユーザーも、事故を発生させないための警戒心と謙虚さが必要だったということを述べているのだ。
■ メディアの役割を見直す
そうしたことは、テクノロジーメディアにも当てはまる。「現状の冷徹な観察」が、プレスリリースを巷に伝える側に求められるのだ。
テスラモーターズの言う「オートパイロット」が、果たして文字通りのものなのか? それを検証するのはテクノロジーメディアの役目である。これがコカ・コーラの新商品とか、ゼブラの新しい文房具だというのならどのように書いてもほとんど問題は発生しない。
だが、自動車は人の命を乗せる道具である。「人間は常に生身である」ということをメーカーはどれだけ考慮しているのか、それを見極めることも重要になってくるのだ。
【参考】
※ 国土交通省プレスリリース
【動画】
※ US driver killed while self-driving Tesla car on autopilot CCTV News – YouTube
※ 「DeNA」が運営 自動で走る無人バス、来月運行へ – YouTube