歯周病 治らなくなる「ある一線」とは? (2/4ページ)

新刊JP

歯の一部がなくなってしまい、その部分を入れ歯にする場合、その入れ歯は両サイドの歯に引っかける形で固定するのですが、引っかけられた方の歯は、ものを噛んだりして入れ歯に力が加わえられることで揺さぶられるわけです。

すると、次第にその歯まで悪くなって、最後には抜けてしまう。そうなると、入れ歯を作り直して、さらにその両サイドの歯に引っかけて固定しないといけません。入れ歯を入れることでどんどん歯を失ってしまうということが起きることもあります。

現在では、自分の歯をできるだけ守るという意味では周りの歯に負担がかからないインプラントの方が有効だと私は思います。

■我が子に歯磨きの習慣をつけさせる裏ワザ ――子どもがいる親としては、息子・娘の虫歯や歯周病は心配です。親としてできることを教えていただきたいです。

田北:自分が歯磨きをしている姿を子どもに見せるのが一番ですね。子どもが歯磨きをしない家庭は、親もあまり歯磨きをしていないことが多いんです。

それと、子どもの特性を知ることも大切です。子どもの反抗期は歯の生え方と重なっていて、最初の反抗期は生後8か月~1年くらいの時に来ます。ちょうど最初の乳歯が生える頃ですね。

それから3歳と6歳で、それぞれ乳歯が生え揃う時期と、最初の永久歯が生える時期です。その次は12歳で永久歯が生え揃う頃と、最後は親知らずが生えてくる18歳。定期的に子どもの歯のケアをして、反抗期の時はあまりうるさく言わない。反抗期が来る前に治療すべきところがあれば治療しておいてあげるといったことが必要になるのではないでしょうか。

もちろん、本を読んだり、適切なアドバイスをくれるいい歯医者さんと付き合ったりして、親が歯についての知識を持っておくのも大事なことです。

――赤ちゃんに口移しで食べ物を与えることで、虫歯の菌が親から子に移ってしまうということが言われます。きちんと歯磨きをしていてもできるだけ避けた方がいいのでしょうか。

田北:虫歯菌の70%が母親の口から子どもの口に移るというデータがありますので、できれば口移しはやめた方がいいと思います。

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