ダメ社員は組織内に必ず2割!誰でも課題発見力を高められる方法 (3/3ページ)

Suzie(スージー)

・そしてそれを1本のストーリーにまとめる作業をしてもらい、配役や小道具をつけて、即興で演じてもらう。

このプロセスを形にすることが大切だというのです。

突拍子もないように感じても不思議はないかもしれませんが、きちんと根拠があるようです。それぞれがまったく違う目的で同じ会社にいることを認識し、お互いの立場、相手の考えを受け止められるようになることが目的だというのです。

■第5の要素:全員で同じ方向を向く

会社やチームで一体感を持つためには、セクショナリズム(縄張り意識)は最大の敵。そしてセクショナリズムをなくすためには、会社が向かう方向性をひとつに定めることが大切。

そして、そのために必要なのは

・ミッション:企業が社会に対して果たしたい使命

・ビジョン:「こうなりたい」という将来像

・バリュー:社会に提供し、貢献する価値

この3つを共有することだといいます。ミッション・ビジョン・バリューを共有すると、リーダーがそばにいなくても、それぞれのメンバーが「うちの会社ではこれが大事だ」と判断しながら行動できるようになるというのです。

ここでご紹介したのは、あくまで一部、しかしこれだけでも、著者の意図するものが伝わるのではないでしょうか? 「勝手に稼ぐチーム」のつくり方をさらに深く知りたい人は、ぜひ手にとってみてください。

(文/作家、書評家・印南敦史)

【参考】

※池本克之(2016)『今いる仲間で「勝手に稼ぐチーム」をつくる』日本実業出版社

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