【都知事選】知名度抜群の鳥越氏を苦戦させる”オンナと健康問題”

デイリーニュースオンライン

著作「そのニュースちょっと待った!」より
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 7月31日に投開票される東京都都知事選関連の報道が過熱する中、都知事有力候補の一人である鳥越俊太郎氏(76)の周辺が騒々しい。まずは鳥越氏の健康問題だ。76歳という年齢に本人は「これまでの人生で一番元気」と語るものの、さまざまな場面で健康状態を心配する声が上がっている。

「いくらがんを克服したからとはいえ、年齢が年齢です。今回の選挙は夏の戦いとなりましたが、連日の猛暑で一日に何か所も遊説に回ることはできない状態。選挙カーから降りる際も、転落しないようにスタッフが構えている状態です」(某新聞記者)

 仮に鳥越氏が任期を満了した場合、2020年の東京オリンピックの際には80歳を迎えることとなる。そこまで公務に携わるだけの体力は残っているのかと不安視する声も多いのだ。

 健康問題に関しては、同じく知事候補の小池百合子氏(64)が演説時に鳥越氏のことを、「病み上がりの人」と揶揄し、のちに番組で共演した際に謝罪する場面もあった。鳥越氏本人は、「がんサバイバーへの差別・偏見だ」と抗議し取り上げられたものの、周辺としては、がんとは異なる部分での健康問題が懸念されているのが現状だ。

■肝心な政策に関する報道はどこへ?

 健康面が懸念される一方で、鳥越氏にはさらに女性問題に関する話題も浮上している。21日発売の『週刊文春』(文藝春秋)では、鳥越氏の当件に関する疑惑を報じ話題を集めている。

 主な記事の内容としては、当時20歳だった女子大生に対して鳥越氏がキスを迫ったとされている。鳥越氏サイドはこの件に関して事実無根だと反論、刑事告訴に発展している。

 こうした鳥越氏の女性問題に対しても、周辺ではさまざまな意見が寄せられているようだ。特に実業家の堀江貴文(43)は自身のTwitterで、「20歳は淫行じゃないっしょ」とコメントした上で「女性問題とかで叩くのもういい加減止めにしない?」と、政策とは一切無関係なスキャンダル記事で、候補者をバッシングする報道の風潮に疑問を呈した。

 しかしその一方、前大阪市長の橋下徹(47)は、「あれだけ自分は報道の自由を叫んでいたのに自分のことになったらちょっとケツの穴が小さくないかい?」とツイート。ジャーナリスト時代に鳥越氏が声高に週刊誌に対する報道の自由を追求していたことを踏まえて、今回の鳥越の姿勢に批判的な考えを示した。

「確かに鳥越氏の報道に関しては、選挙の内容とは離れてきている部分で騒がれています。今回の『文春』の記事が事実であろうとなかろうと、有権者の都民は政策をしっかり見て判断することが必要でしょう」(前出・記者)

 共同記者会見では「がん検診100%」を掲げたものの、ネット上においては「それは都政と違うのでは」と困惑する声が上がっている。知名度と人気が頼りの部分もあるだけに、知事選本番までにどこまで都民に自身をアピールできるかがカギとなりそうだ。

文・橘カイト(たちばな・かいと)
※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
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