女優・高3の夏休み  上原実矩 #1 アドレナリン (1/2ページ)

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女優・高3の夏休み  上原実矩
女優・高3の夏休み  上原実矩

 人は、〈なりたいモノ〉になるのと、〈なれるモノ〉になるのと、どっちがいいんだろう? 何モノかになりたいと思ったときに、例えばそれがカメラマンでも政治家でも料理人でもミュージシャンでも、迷うことなくその世界の扉をたたける人は、すでにその才能の一部を持っているのかもしれない。最初の一歩を踏み出すことはきっと、〈なりたいモノ〉を〈なれるモノ〉に変えてくれる、一番のマジックなのだ。

 今週のYEOのヒロインは、高校3年生の上原実矩さん。すでにいくつかの作品に出演している、女優でもある。

「小さい頃からこのお仕事はしていて、コマーシャルに何本か出演させていただいていました。中学校1年生のときに『君に届け』という映画で初めて演技というものを経験して、それが強烈な印象として私の中に残り、お芝居がしたいという気持ちがだんだん強くなって、進学するときに演劇科のある今の高校を選びました」

 学校では毎日2時限、演劇関連の授業を受けてきた。3年生の今年は、卒業公演のために猛練習。仲間と一緒に朝練までこなし、つい最近、卒業公演をすませたばかりだ。

「卒業公演は2日続きで、1日目は学校内で発表する内部公演、2日目は親や友達、外部の人に見てもらう外部公演でした。1日目、内部公演が終わったとき、〝あー、これは人に見せたくないな〟。半年近くレッスンを重ねて来たのに、不完全燃焼でした。でも2日目、外部公演になったらいきなり気持ちが乗って、自分自身でもすごく楽しめたんです。やっぱり、アドレナリンて出るんだなって(笑)」

 いざ本番となるとアドレナリンが出まくって、ふだん以上の実力を発揮する。これぞ女優魂。

 今週のYEOは、女優という〈なりたいモノ〉に向かって歩き始めた、上原実矩のありのまま。金曜日まで毎日、高校3年生の夏休みを追いかけます。

出演:上原実矩(うえはら みく)

1998年11月4日東京生まれ。

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