わずか30秒で効果を発揮!聞き手の関心をつかむ「BIGPR」 (3/3ページ)
■電話でBIGPRを使うときはシンプルに
電話での会話の冒頭に行うBIGPRは、さらにシンプルに行うことが大切。
電話の場合は、このBIGPRができるかどうかで、その後の話が続くかどうかが大きく左右されるのだいいます。
具体的には、「〇〇しました(背景)、橋本です(自己紹介)」と、背景と自己紹介をワンセンテンスで表現するのがポイント。
さらに「〇〇のために(目的)、○分(時間配分)、〇〇していただきたく(役割)お電話しました」という具合に、目的と時間配分と聞き手に期待する役割を、これもワンセンテンスで表現するわけです。
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ここではご紹介できませんが、実際には冒頭で触れたとおりの「1分間の反復練習」も豊富に掲載されています。そのためシンプルかつ実践的に、ファシリテーション力を向上させるためのスキルを身につけることができるのです。
著者によれば、「1日1分」を30日間続ければ、30日後にはファシリテーションに必要な能力が身につくのだとか。
だとすれば、ビジネススキルを高めたい人には最適な内容であるといえそうです。
(文/作家、書評家・印南敦史)
【参考】
※山口博(2016)『チームを動かすファシリテーションのドリル』扶桑社