もしかしたらあの人も?隠れウツの6つのサイン
ウツを隠して日々を送っている人は案外多い。隠れウツを持つ人は実に巧みに症状を隠し、周囲の人に幸せそうな顔を見せる。 こうした人たちは自分のウツがいかに酷いものか認めたがらない。そして、普段通り生活していれば、いつかそれが勝手に去ってしまうと信じている。そうなる場合もある。だが、大抵の場合は、悲しみや孤独感を引きずる結果に終わる。誰にも打ち明けられず一人で悩んでいるのだからその心の負担はかなりのものだ。 もし、まわりの友達や家族が、以下の6つの項目に該当するならば、ウツの悩みを抱えているかもしれない。彼らの苦痛に気が付くことで、助ける方法が見いだせるかもしれない。 記事提供:カラパイア
1. 睡眠、飲食の習慣が変わっている
睡眠や食事の方法を大きく変えようとする人は、しばしば何らかの問題を抱えている。睡眠は健康な身体と心の基礎になるものだ。毎日よく眠れない、あるいは長く寝すぎるなら、隠れウツのサインである可能性がある。
ストレス解消のために食事やアルコールに走る人もいる。過食はふさぎ込んだ気分を誤魔化せるが、感情的にはすり減っていく。飲酒もウツにありがちな悲しみや孤独感を紛らわせる手段だ。だが、中には無意味で喜びを得られないことから、逆に食事やアルコールへの関心を失くしてしまう人もいる。
2. 無理やり「幸せな顔」を作り、言い訳ばかりしている
懸命になって幸せを装う人がいる。誰しも仮面を身につけることはあるが、そうした仮面は使うほどにどんどん薄くなっていく。隠れウツの人が必要以上に人付き合いを避けるのはそれが理由だ。彼らはいつもどうにか言い訳をして、食事や飲みの誘いを断ってくる。
隠れウツの人がつけている幸せの仮面の裏側を覗くことは難しい。だが、ちょっとした本音や会話が止まった時などにちらりと垣間見えるかもしれない。
3. 哲学的な話が多い
どうにか隠れウツの人と話す機会が持てると、普段ならしないような哲学的な話題になっているかもしれない。人生の意味や、これまで生きてきた結果といったような話もそうだ。時折、自分を傷つけようと考えたり、自殺願望があることも打ち明けるかもしれない。幸せの見つけ方や人生における望ましい道筋について話すこともあるかもしれない。
こうした類の話題は、その人が他人に言えない暗い考えで苦しんでいるサインである可能性がある。
4. 助けを求めても撤回する
隠れウツの人は、それを何としても隠そうとする。だが、本音を隠す辛さに耐え切れず、それを打ち明けることもある。医師やセラピストの予約を取って、実際に診察を受けることすらある。
しかし、翌日ふと我に返って、助けを求めることはウツを認めることだと思い直す。これは隠れウツの人にとっては受け入れがたいことだ。自分の弱さを他人に見せることは厳禁なのだ。
5. 物事への感受性が高い
隠れウツの人はしばしば普通の人よりも激しい感情を味わっている。普通なら泣かないようなドラマの場面でも涙することがある。あるいは車の割り込みなど、大したことでないことに強い怒りを表したりする。いつもは愛情表現などしないような人が、突然愛しているなどと伝えてくることもあるかもしれない。
まるで沈んだ気持ちを隠している壁の隙間から、別の感情が漏れ出したかのようだ。
6. 物事を悲観的に見る
抑鬱リアリズムという用語は、ウツの人が周囲の世界についてより現実的な認識をしていることを示す心理学用語だ。一方、ウツでない人は、より楽観的で、現実的でない期待をする傾向がある。ある実験では、ウツでない人は、ウツの人に比べて、自分のパフォーマンスが実際よりも優れていると評価する傾向にあったという。
態度の違いはわずかで、「ウツ的」であるようには見えないため、この抑鬱リアリズムを隠すことは難しい。例えば、何度か昇進が見送られた経験がある人の場合、隠れウツの人なら「今度こそは昇進できるさ」などとは言わず、「また昇進のチャンスが来たけど、どうかな」などと言うだろう。
via:psychcentral.・translated hiroching / edited by parumo
よくニュースなどで、「元気だったのに」、「明るかったのに」、自ら命を絶ってしまうケースが報道される。彼らはもしかしたら隠れウツだったのかもしれない。
誰かに打ち明けられれば心の負担は軽減されるかもしれないが、隠れウツの人は往々にして人に迷惑をかけることをよしとしない。また、自分がウツであることが許せず、その現実をどうしても受け止められないでいる。虚勢を張って明るくふるまうため、周囲は大丈夫と思ってしまいがちだが、気が付いたときにはもう、悪化している場合もあるので、少しでも思い当たるところがあれば、見守っていてあげることにしよう。
そしてそれは他人のみならず、あなたにも果てはまる場合もあるかもしれない。