7月22日、23日の大阪公演を皮切りに、乃木坂46が毎年恒例となりつつある「乃木坂46 真夏の全国ツアー2016」を本格的にスタートさせた。

　昨年の同地での公演では会場後方に空席も目立っていたが、今年は現在の人気上昇を象徴するかのようにほぼ満席状態。27日発売の最新シングル「裸足でSummer」を披露するなど、大盛り上がりだった。

　しかし、そんな中で一つだけ、ファンたちにとっては残念なことが起きてしまった。

「乃木坂のキャプテンを務める桜井玲香が、大阪公演全3公演を体調不良のため欠席しています。詳細は明かされていないものの、先月の握手会を欠席したり、歌番組でパフォーマンスする姿にちょっとした異変に気づくファンもいたようです。ですから、嫌な予感が的中したとガッカリしているファンも少なからずいるようですね。今後の公演は、桜井の体調の回復をもって参加不参加の判断をしていくということです」（アイドル誌記者）

　桜井本人も22日の公演前に公式ブログを更新。「今の自分は一体何のために存在しているのかと絶望すら感じています」とその無念の気持ちを語っており、ショックを隠し切れない様子。ファンも思いのほか深刻なのではないかと心配している。

「14年の夏の全国ツアーでは、主力メンバーの橋本奈々未がアレルギー症状の中で最も重症といわれる『アナフィラキシー』と診断され、ほとんどの公演をやむなく欠席したこともあったように、人数も多いですから全員が万全というわけにはいきません。しかし、桜井はまとめ役でありながらも、ちょっと抜けているところがあって、そのポンコツぶりがメンバーやファンからも愛されている理由です。桜井がMCで何かやらかしてしまい、メンバーたちにツッコまれるといういつもの愛らしいやりとりが見られないことで『何か一つ足りない』と寂しがるファンも多かったようです」（前出・アイドル誌記者）

　同ツアーのラストとなる8月28日～30日に行われる東京・明治神宮球場での公演までには復帰してほしいとファンは切望しているが、重病でないことを祈るばかりだ。

（石田安竹）