DNAを記憶媒体に!? 200MBのデータ保存に成功 (1/2ページ)
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写真や音楽、動画データでハードディスクがいっぱいになってしまいそうだというひとは多いだろう。増えつつづけるデータの保存は、個人レベルでも、社会レベルでも大きな課題のようだ。そんな現代において、次世代の記憶媒体として注目されているもののひとつがDNAだ。
そしてマイクロソフトとワシントン大学の研究者がこれまでで最高となる200MBの情報をDNAに記録することに成功したという。マイクロソフトのウェブサイトで紹介されている。
■ ストレージ問題を解決する
DNAというのはデオキシリボ核酸という高分子だ。ご存じのとおり、人間をはじめとする生物の設計図はDNAによって記録されている。それでいて、DNAは人間の細胞ひとつひとつの中に入っている。それほど小さくても多量の情報を記録することができる物質なのだ。それを、デジタルデータの記憶媒体として活用できれば非常に有用なのである。
たとえば、巨大なデータセンターに保存されている情報を、数個の角砂糖ほどに圧縮できる。あるいは、インターネット上の、一般にアクセスできるような情報のすべてを、靴箱の中に収めることもできるという。
マイクロソフトとワシントン大学の研究チームは、100以上の言語で書かれた「世界人権宣言」とプロジェクト・グーテンベルクのトップ100冊、そしてグローバル作物トラストの種のデータベース、その他のアート作品のデジタルデータをDNAに記録することに成功した。
■ 長期間の保存も可能
DNAは記憶媒体としていくつものメリットがある。まずはコンパクトであること。そして耐久性もある。たとえばコンディションがよければ、何千年も前のマンモスのDNAを読みとることも可能だ。そして、時代が変わっても通用する物質である。
「この惑星上にDNAを持つ生物がいるかぎり、それを読もうという興味はなくならないでしょう。だから、永久に使えるのです」とマイクロソフトの研究者Karin Strauss氏はいう。