話題のマインドフルネスって?眠れない夜に心強い「自分と向き合う心の整理術」 (2/3ページ)
抑うつやストレスの対策に、心の健康を取り戻す手法として一役買っています。日本では、「いま」「ここ」「ありのまま」という言葉がここ数年で広がっているようですが、普及はまだまだだそう。
「宗教や瞑想といわれると少し敷居が高い気がしてしまいますが、今に伝わるマインドフルネスには宗教的な要素はなく、『心の整理術』として親しまれているんです」(吉田さん)
眠れない夜は、「そんな自分」に気づけばいい
マインドフルネス瞑想は、「気づき」のトレーニングです。自分の中にあるマイナス思考や思い悩んでいる内容に「気づき」、「そんな一面があることを素直に認め」「そう思っているありのまま受けいれる」在り方のトレーニングです。
「不眠の原因のひとつに、『夜、いろいろ考えすぎて眠れない』『また今夜も眠れなかったらどうしよう……』と悪循環の思考からくる不眠症があると思うんです。
そこで、そう考えてしまっている自分に気づき、『そんな風に考えてしまうこともある』と受け入れ、そんな自分を心から許してあげる。「気づき」と「受容」を繰り返していくことで、不思議と気持ちが落ち着き、少しずつ眠れるようになっていくんです」(吉田さん)
確かに、眠りたい夜に「眠れない、眠れない…」と思えば思うほど、さらに眠れなくなる悪循環を経験したことがある人も多いはずです。
そんなときには、『受けいれられないこと』に気づき、『受けいれられない自分』をありのまま受けいれるようにしましょう。現状の自分を認めて、受け容れると成長できないと思う人もいるかもしれませんが、近年の脳の研究では、自己批判で罪悪感は逆効果だそうです。
自分を責めると、眠れなくなるばかりか、結果として自制心を発揮しにくくなることが明らかになっています。
一見、ネガティブに思える感情や欲求も否定しないで受容していきましょう。自分を許すことで失敗から立ち直ることができます。
そうすることで、自分への深い思いやりが育まれ、眠りを妨げる悪循環からも解放されていくのです。