カレーライスのお供は、「福神漬け」と「らっきょう」どっちが多数派なのか? (1/2ページ)
そもそも西洋料理のカレーの付け合わせには、ピクルスが添えられていた。それに、国産のピクルスとして「らっきょう」が選ばれたのが、現在日本でカレーにらっきょうを添える文化の始まりという。一方、「福神漬け」は1900年代初頭の欧州航路の客船内で、インドの「チャツネ」をまねて、一等船客にカレーライスを提供する際に添えられたのが最初と伝えられる。
以来、「らっきょう」と「福神漬け」は、我こそはカレーライスの真の友、と一歩も譲らぬ好敵手として、ライバル関係にある。
そこでJタウン研究所は、「らっきょう? 福神漬け? カレーの付け合わせといえば...」をテーマに、都道府県別のアンケート調査を行った(総投票数652票、2015年11月17日~2016年7月26日)。はたして、その結果は――。
「らっきょう」派は意外と弱かったみたい...「らっきょう」が212票(32.5%)、3人に1弱がらっきょうを好むようだ。「福神漬け」は759票(67.5%)、3分の2強が福神漬けが好きという結果だった。下の円グラフをご参照いただきたい。
「らっきょう? 福神漬け? カレーの付け合わせといえば...」調査結果(Jタウンネット調べ)
都道府県別に見てみよう。各県ごとの最多得票を色分けすると、上のような日本地図になった。「福神漬け」派のクリーム色はほぼ全国に広がっている。日本中がクリーム色に塗りつくされている中、ごく一部に「らっきょう」派のグリーンが見られる。しかも散らばって見える。「らっきょう」派は意外と弱かったみたい......。
北海道をはじめ北日本の各県では、「福神漬け」派が優勢。唯一の例外は岩手県だった。関東各県も「福神漬け」派が強い。
中部エリアの長野県、北陸の2県は、「らっきょう」「福神漬け」両者拮抗。北陸の中でも、石川県だけは「らっきょう」派が優勢だった。全国の中で、この地域だけは「らっきょう」派の力が強い。