自分に問いかけるだけで「数字が読める人」になる3つの接続詞 (1/3ページ)
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数字
こんにちは。深沢真太郎です。
ビジネスパーソンを数字と論理に強くする「ビジネス数学」を提唱する、教育コンサルタントです。
さて、突然ですが「数字が読める人」とは、いったいどんな人のことを指すのでしょうか?
決算書が読める人? データ分析が得意な人? それとも、日経新聞を読んでいる人でしょうか?
数字に強いビジネスパーソンを育成する立場から、この問いに答えてみたいと思います。
ズバリ、数字が読める人とは、数字から行動を導ける人です。これについて、簡単な例で考えてみましょう。
■平均身長170cmはどう読むか
仮にあなたが、アパレルブランドをプロデュースする立場にあるとしましょう。そして、日本人の平均身長が170cmだとします。
数字が読める人とは、この170という数字を文字どおり読むだけでは終わりません。
この数字から、日本人の身長データは正規分布に従っていると仮説を立て、170cmあたりのサイズを多めに生産するべきだと考える人でしょう。
ちなみに正規分布とは、確率論や統計学で用いられる代表的なデータ分布のことを指します。平均値の付近に集積するようなデータの分布を表した連続的な変数に関する確率分布です。
■数字を読むときに考えるべきこと
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平均身長170cm
↓(つまり)
日本人は170cm前後の身長が多いと思われる
↓(なぜなら)
日本人の身長データは正規分布に従っていると思われるから
↓(したがって)
170cm前後のサイズを多めに生産するべき
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このように、数字を読むときのコツは、その数字を見たときに「つまり」「なぜなら」「したがって」を自問自答しながら考えること。
そして、「◯◯◯しましょう」「◯◯◯するべき」といった“すべき行動”を導くことなのです。