「就職に有利だから大学に行って欲しい」、その理想はあなたの子どもを幸せにしますか? (2/2ページ)
(C)あべゆみこ
■最終的に決めるのは子どもですある父親から聞いた話です。
自分がどちらかというと運動が苦手、子どもの頃から大きなコンプレックスを持っていました。そんな自分の子どもが5歳の時「サッカーをやりたい」と言い出し誇らしく思いサッカーをやらせたそうです。
ところが小学生になって友達から「チームの足を引っ張るやつ」と言われ「あいつがくるとうまくいかない」と陰口を叩かれるようになりました。
暗い顔をしているわが子。「ああ、やはり俺の子だからかな……」と思いつつも、ここを踏ん張って乗り越えてほしいと願う父でした。
とうとう子どもは「パパ、サッカーを辞めたい」と訴えてきました。苦しくても続けてほしいと願う父親。
「辛いことがあっても逃げないで頑張る」「継続することにより忍耐力が育つ」のは最もです。
でも、子ども自身が精神的に追い込まれて辛い場所に行くことを嫌がっているのに、正論を押し付けることはどうなのでしょうか?
その親の意見が今の子どもの状態にふさわしいかどうか判断しましょう。
一旦、始めた習い事。嫌になることもあります。でも、続けるか辞めるかは、最終的には親ではなく子どもが決めることです。子ども自身の人生なんですから。
いかがでしたか。
世の中には理想論、正論が溢れています。でも、自分の子どもがそれをして幸福かどうかに焦点を絞ってみると、どうすればいいのか答えは見えてきたりしますよ。
【参考・画像】
※ SvetlanaFedoseyeva、Alliance / Shutterstock
※ 『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』
※ 『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・20年間学習塾を経営、現在は著者・講演家として活動。自閉症児の母。著書は『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』ほか多数。
オフィシャルサイト http://www.tateishi-mitsuko.com/blog/