便秘の後遺症!? 臨床内科専門医に聞く、若い女性の「痔」の原因と予防法 (2/3ページ)

マイナビウーマン

症状:排便時や排便後に痛みがある。出血は少なく、排便時に紙に付着する程度。

主な原因:便秘、硬い便を無理に出そうとする、下痢など。

「痔ろう」 肛門腺に入り込んだ細菌に感染、化膿し、たまった膿(うみ)が外へ出ようと、肛門周囲の皮ふへと繋がるトンネルができる状態。別名、穴痔(あなじ)。

症状:発熱、肛門周辺がはれて痛みがある。肛門から膿が出る。

主な原因:下痢などによって、大腸菌などの細菌が肛門の中の肛門腺に入り込むこと。疲れて抵抗力が弱っているときになりやすい。

■無理にいきまない、トイレは3分で出る ―痔を予防するためには、どうすればいいのでしょうか。

正木医師 まずは、便秘にならない生活習慣を心がけましょう。食物繊維が豊富な野菜や海草類、キノコ類を食べる、栄養のバランスが整った食事をする、水分をこまめに補給するようにしてください。また、食事をすると、腸が動く「胃・結腸反射」と呼ぶ反応があり、朝はもっとも排便が起こりやすい時間帯です。朝食を欠かさずに食べて、腸の動きを活発にしましょう。

ストレスや睡眠不足、運動不足も便秘のもとです。自分なりの気分転換法を見つけ、日ごろからウォーキングなどの軽い運動を心がけましょう。

ほかにも、肛門付近に血液がたまってうっ血するのを防ぐために、一日中立ちっぱなし、座りっぱなしの同じ姿勢を長時間続けることを避けてください。適度に休憩をして体を動かす、座りっぱなしのときは真ん中が円状にくりぬかれたドーナツ型のクッションを使う、38~40度くらいのぬるめのお湯につかってお尻を温めることなどを習慣にしましょう。

痛みなど痔の気配を感じたら、我慢せずに市販の薬を試し、1週間使用しても改善しない場合や出血があるときは、肛門科を受診しましょう。特に、出血している場合は、潰瘍(かいよう)性大腸炎や直腸がんなど、別の病気が原因の可能性もあります。迷ったときは、内科や婦人科などのかかりつけの医師に相談すると、症状によって適切な医療機関を紹介してもらえるでしょう。

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