国によって違う! 世界各国で人気の日本アニメ5選 (2/3ページ)
子供たちがあまりにボルテスVを支持するので、その影響を心配する世論が巻き起こり、1979年にマルコス大統領によって放送禁止となりました。フィリピンで同作の続き、最終回までが放送されるのは1986年を待たなければならなかったのです。このときには中止決定をしたマルコス大統領は革命により失脚しており、そのため「ボルテスVを放映させるために革命が起き、マルコス政権が倒れた」という冗談があります。また、1999年には同作のリバイバルブームがあり、最高視聴率40%超えを達成しています。同作の主題歌を歌った堀江美都子さんはフィリピンライブの際にフィリピンの皆さんから熱狂的に迎えられました。
●『百獣王ゴライオン』『機甲艦隊ダイラガーXV』
日本では、『百獣王ゴライオン』は1981年に、『機甲艦隊ダイラガーXV』は1982年に放送されました。お互いに関係のない独立した作品なのですが、アメリカでは『Voltron: Defender of the Universe(ボルトロン)』として一作にまとめられ放送されました。5体のライオン型ロボットが合体する『百獣王ゴライオン』を「Lion Voltron」、15機の乗り物メカが合体する『機甲艦隊ダイラガーXV』は「Vehicle Voltron」として区別されますが、圧倒的に「Lion Voltron」の方に人気があります。パトリック・マシアスさんと町山智浩さん共著の『オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史』によれば、「Lion Voltron」がギャングスタラッパーのアイコンになるほどなのです(これにはラッパー同士の抗争と和解という事情が絡んでいます)。ちなみに、2016年にはDWA(ドリームワークス・アニメーション)制作の新作『Voltron: Legendary Defender』がNetflixで配信されています。同作のシーズン2も2016年中に配信予定。日本では懐かしアニメとなっていますが、アメリカでは今もなお人気作です。