ジャニーズ若手のドラマが揃って絶不調?危ぶまれる”脱SMAP”戦略

デイリーニュースオンライン

Photo by DonMiller_ToGo
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 ジャニーズ若手主演の連ドラが低調だ。Hey! Say! JUMPの中島裕翔(22)主演『HOPE〜期待ゼロの新入社員〜』(フジテレビ系)、Sexy Zone・菊池風磨(21)主演『時をかける少女』(日本テレビ系)ともに、現在までの平均が6.8%。『時をかける少女』にいたっては、放送ごとに視聴率が落ち、第3回目で4.6%という爆死数字を出してしまった。

「SMAPの解散騒動以降、ジャニーズ事務所は嵐を主軸に若手の露出に力を入れ始めています。4月からジャニーズWESTの桐山照史(26)、中間淳太(28)は『ヒルナンデス』(日本テレビ系)の曜日レギュラー、Hey! Say! JUMPの伊野尾慧(26)は『めざましテレビ』(フジテレビ系)『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)にレギュラー出演し、評価もまずまず。ドラマでは、今回の中島、菊池が若手として活躍の幅を広げていく予定でした。特に、『HOPE』はメリー喜多川氏(89)が2年前から中島を売り出すために温めていたドラマ。コケるわけにはいかなかった作品だったんです」(ジャニーズに詳しいライター)

 若手の力を見せる絶好のチャンスだったはずが、逆に所属タレントの力のなさを知らしめる結果となってしまっているのだ。

■今後のドラマ戦略にも大きな影響

 中島、菊池のドラマ低視聴率は、今後のジャニーズ事務所のドラマ戦略にも大きな影を落としかねない。現在、若手俳優は有力株が育っており、ジャニーズ事務所というだけで安穏としていられる状況ではないからだ。

「現在のドラマや映画界では、高校生や20歳前後の役が多い。山﨑賢人(21)や菅田将暉(23)、野村周平(22)など実力のある若手イケメン俳優が幅を利かせています。ジャニーズの俳優枠と言えば、V6・岡田准一(35)、嵐・二宮和也(33)ですが、さすがに20代前後の役を演じるには無理がある。そこで若手グループのメンバーの出番なのですが、Hey! Say! JUMPの山田涼介(23)ぐらいしか結果を残していない。今回のドラマ主演は、この枠に食い込むための布石だった。それがこの結果では、今後、テレビ局が敬遠してしまうことになりかねません」(前出・ライター)

 世代交代を進めようとしているジャニーズ事務所だが、前途多難のようだ。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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