【プロ野球】連続出場記録が終わっても阪神・鳥谷は再び立ち上がる! (1/2ページ)

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鳥谷敬(阪神)はふたたび立ち上がる
鳥谷敬(阪神)はふたたび立ち上がる

「トリをこれ以上“さらし者”にするわけにはいかない!」

 金本知憲監督のこの言葉がすべてを言い表している。

 ここまでのチームの不振は、すべてが鳥谷敬に起因している。そんな雰囲気さえ生まれていた。

「記録を続けるため」

 金本監督が現役時代に積み重ねて達成した金字塔、1492試合連続フルイニング出場。これは世界記録だ。鳥谷もそれを目標にし、毎試合、準備を欠かすことはなかった。

 ただ、「記録のために出続けたい」、そんな気持ちは鳥谷には微塵もなかっただろう。

 連続フルイニング出場が途切れたいま、皮肉なことに鳥谷の顔が輝きを取り戻しているようにさえ見える。

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■金本監督が鳥谷に期する思い

 プロ野球選手なら試合に出てこそナンボ!

 金本監督が現役時代、フルイニング出場にこだわった意味は単純明快である。毎試合出場するためには、成績もさることながら、ケガに強い強靭な肉体をつくるために、日々準備しなければならない。

 鳥谷は入団当初から誰よりも早く球場入りし、全体練習の前に個人練習を行い、準備を怠らなかった。阪神では鳥谷こそ、金本監督の意思を継げるただひとりのプレーヤーだった。

 現役時代、ともにプレーし、後輩のそんな姿を見ていた金本監督。今季、金本監督が鳥谷に期するものは大きかった。監督就任早々、開口一番、「鳥谷が変わらなければチームも変わらない」と発言したことからも明らかである。

 そして開幕から不振を極めた鳥谷の復調を我慢強く待ち続けた。

 打順も3番から1番、時には6番、そして2番、刺激を与えるために8番を打たせたこともあった。

 逆にこの打順の入れ替えが、不調の原因をつくったと見る向きもある。しかし、「何とかしてやりたい!」という、金本監督の鳥谷に期する思いは十分に伝わってきていた。

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