2017年3月・WBC選手選考スタート イチローの侍ジャパン招集は本当か? (1/2ページ)
小久保裕紀監督(44)が侍ジャパンに日本人メジャーリーガーの招集を示唆したのは、7月17日に逆上る。今年11月、第4回WBC大会の前哨戦ともなる国際試合(対メキシコ、オランダ)の日程発表の会見でイチロー(42)と直談判する“決意”も語っていたが、日本人メジャーリーガーの代表チーム合流は実現するのだろうか。
「(WBCの)本番に向けてメジャーリーガーを招集しようという考えはある。今の時点で、メジャーにいる選手には全員会う」
同会見で出た小久保監督の言葉だ。
ダルビッシュ、前田らの投手に関してはシーズン中の疲労を配慮し、11月の国際試合は招集しないという。まずはイチロー、青木らの野手を呼び、来年3月の本番で日本人メジャーリーガーを揃える意向を明かした。
「実現の可能性は低いと思いますよ」
そんな声が日本のプロ野球内部からも聞かれた。WBCの過去3大会を振り返っても、メジャーリーグの各オーナーはトップ選手の派遣に消極的だった。大会を主催する側でありながら、だ。また、日本人メジャーリーガーの意向を汲み、手痛い思いをした米球団もある。レッドソックス時代の松坂大輔だ。松坂は第2回大会で好投し、2大会連続で最優秀選手にも選ばれた。しかし、開幕早々、故障者リスト入りしてしまった。前年18勝を上げたのに対し、その年はわずか4勝。以後、「投手としての輝き」も喪失してしまった。
「第1回大会でアメリカ代表チームのエースだったドントレル・ウィリスが、WBCを境に大スランプに陥り、当時所属していたマーリンズ首脳陣は頭を抱えていました。前年22勝を上げた大投手だったのに」(米国人ライター)
小久保監督もメジャー各球団が非協力的な理由を知らないはずがない。
「世界一奪回のため、日本人メジャーリーガーを揃え、ドリームチームで戦うとなれば、日本中の野球ファンが注目します。常設された侍ジャパンは観客動員数、テレビ視聴率で苦戦しており、話題作りで日本人メジャーリーガーのことを話したのでは? 野球報道はイチローの安打記録で盛り上がっていましたし…」(関係者)
“話題作り”に反論する声もないわけではない。