組織解散の専門家も!2030年までに登場する新しい10の職業
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これからの10年で、テクノロジーの発展に伴う新たなパラダイムシフトが訪れるといわれています。
いま、当たり前のように存在している職業はなくなるかもしれません。そして、新たな職業が生まれる可能性があるのです。
アメリカン・エンタープライズ研究所での講演で、ビル・ゲイツ氏は、ちょうど20年以内に現在の仕事の多くはソフトウェアの自動化によって置き換えられるだろうと予測しました。
アメリカの情報サイト『Cheat Sheet』が、2030年までに人々が従事するようになる10の職業を紹介しているので見てみましょう。
■1:ロボットロビイスト
日本ではあまりなじみのない職業ですが、将来ビジネスにおけるマーケティング促進のためにロボットがロビイストとしてソーシャルメディアを動かすこともありえるかもしれません。
■2:先物仮想通貨市場専門の投資家
仮想通貨市場は日々成長しつづけています。市場の規模が拡大するにつれ、当然専門家も必要になってくるでしょう。
■3:生産性カウンセラー
カウンセラーは、雇用者に労働者の価値を証明するため、健康管理から時間管理に至るまで生産性を高めるための要素すべてに関するアドバイスを提供します。
■4:微生物管理者
次々と新しいバクテリアが発見され、病原体となる危険なバクテリアの脅威は増大しています。今後はバクテリアなどの微生物を査定する専門家が必要とされるでしょう。
■5:ミームエージェント
インターネットを通じて広まっていく情報や行動、現象を表す「インターネット・ミーム」という言葉も定着してきました。それだけインターネットから発信される情報の影響は大きいということでしょう。
ユーチューバーなどをはじめ、誰もが有名になれるかもしれない時代においては、インターネット・ミーム専門のエージェントも現れるかもしれません。
■6:ビッグ・データ・ドクター
ビッグ・データはすでにさまざまな産業において多大な影響を与え続けていますが、次に影響があるのが医療現場。患者の病歴、個人情報を扱うドクターが現れるようになるでしょう。
■7:クラウドファンディング・スペシャリスト
キックスターターやインディゴーゴーなどのクラウドファンディングのウェブサイトも知られるようになってきました。募金を募る人に、より募金を集めるための専門的なアドバイザーが現れるはずです。
■8:将来的なキャリアについての専門家、リクルーター
常に急速に変化している労働市場は、一向にスローダウンする気配はありません。先見の明を持ち、未来のキャリアに特化した専門家によるアドバイスは、求職者にとっては大きな価値のあるものでしょう。
■9:組織解散を専門とする職業
ビジネスにおいて、古くなってしまったシステムや日々のオペレーションの方法などを一新するためには、組織を解散し、再編成することも必要になります。
■10:プライバシー専門のコンサルタント
テクノロジーが発展することによって、プライバシーを保護する方法も変わってきます。今後、プライバシーに関わる情報もデジタル化されていくにつれて、専門家のアドバイスも求められるようになるでしょう。
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毎年開催されている、マッカーサー財団デジタルメディア学習大会のディレクターであるキャシー・ダビッドソン氏は、現代の子どもたちのうち65%は、まだ存在していない職業に従事するだろうといいます。
実に半数以上が、私たちの知らない職業につくとは驚きです。ほんの2~3年後にも新しい職業は登場するかもしれません。
そうなると、私たちもまだ存在しない職業に就く可能性もありますね。2030年まで待たずとも、それほど遠くない未来の話なのかもしれません。
(文/hazuki)
【参考】