投資額1000万円以上も!自己啓発セミナーにハマる心理を解明 (3/3ページ)

Suzie(スージー)

このタイプは、幼少期、親との会話が少なかったり、親との接触がほとんどないケース、または普段は接触がないものの、特別にいい子だったり、世話の焼ける子だったりするときに限って親がかまってくれたという過去を持つ場合が多数。

一人で自由に行動していると、親がまったく見てくれず、寂しい思いをしていたため、人一倍愛情に飢えているといえます。

この3つの心理の奥底には恐怖が隠れています。

完璧主義が死ぬほど恐れているのは、失敗すること。自分の頭で考えられない人は、自分の考えが間違っていると批判されることが恐ろしいと感じています。そして承認欲求が強い人は、誰にも存在を認めてもらえないことがなによりの恐怖なのです。

そして、その恐怖は、幼少期に感じていた「居場所を失う恐怖」「親とのつながりがなくなってしまう恐怖」から来ています。そしてどの恐怖も、いまの大人としての自分の現実を受け入れることを妨げています。

成功は完璧だから成し遂げられるわけでもなければ、誰かのいいなりになるからできるものでもありません。ましてや、周囲のすべての人に受け入れてもらえるから成功するのでもありません。

成功は、ちいさな一歩からスタートし、さまざまな試行錯誤を経て体験と経験を自分の手と足でコツコツ積み上げて、やっと得られるものなのです。

そういった現実を受け入れるには、まず自分自身の無意識で感じとっている恐怖と向き合う必要があります。

幼少期からひきずってきた恐怖に気づき、思い込みを修正できたとき、きっと自然とセミナージプシーを降り、成功への地道な第一歩を踏み出せるようになるのです。

(文/税理士・心理セラピスト 鈴木まゆ子)

「投資額1000万円以上も!自己啓発セミナーにハマる心理を解明」のページです。デイリーニュースオンラインは、人間女子などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る