人気研修講師は知っている 「理解度を測るときはその人のメモを見なさい」 (2/3ページ)

新刊JP

私はいま様々な企業に赴いて講師をしていますが、以前は会社の中で外部講師を招く仕事もしていました。やはりそこで続かない講師もいるんですね。

上から目線で話したり、一方的に話し続けたり。そういう人は仕事をお願いする立場としては「もういいかな」と思ってしまいます。

もう1つは「謙虚な人」は売れっ子になりますね。これは教える力というより、一人のビジネスパーソンとしてという話です。人として誠実で、自分の仕事に対して謙虚であると、成長につながる。

ただし、ここでいう謙虚さとは「遠慮」とは違います。「自信」は必要ですが、「過信」にならないようにすることが大切だと思うんです。

謙虚さと貢献する意識、この2つを持っている人は人気が出ると思います。

■「理解しているのか分からない人」への教え方 ――自分が教える立場にあるときに、もしその対象が複数人いたら、同じスピードの成長を促すことは極めて難しいことですよね。なかなか言っても伝わらない、理解してもらえない人がいるときにどう振る舞えばいいのですか?

潮田:それは非常に難易度の高いお話ですね。セミナーや研修を受講する人たちも、個々のレベル感はばらばらで、職場や仕事の内容も違います。事務の人もいれば、ものつくりの人もいる、営業もいます。

知識レベルもバラバラで、もともと知っている人もいればそうでない人もいる。ロジカルシンキングなんかはまさにそうです。好き嫌いもありますしね。

だから私ができる限り意識しているのは、その場にいる人たちが共通で理解できる普遍的な言葉で伝えるということです。

また、自分がなぜそこで講師をするのかという目的や役割もちゃんと把握します。その企業が抱えている問題意識を事前に聞いて、受講者の現実に目を向けるんです。

研修中にはグループ討論でどんな話をしているのか? 休憩時間の雑談は? メモには何が書いてあるのか? そういったことを確認しながら、受講者の方々にリアルに刺さる言葉を探っていくようにしています。

――なるほど。他に意識されていることはありますか?

潮田:体験型ワークを積極的に行っています。

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