いいこと思いついた!牛のおしりに目玉を描いてライオンを撃墜する「i‐cow」作戦(アフリカ) (2/3ページ)

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 捕獲者たちの中には、目が合いその姿を確認されると捕獲を諦める種がいるということを科学者たちは知っていた。例えば、インドの木こりは長い間目を描いたボロボロのマスクを頭の後ろにつけ、人間を食べる虎から自らの身を守っていた。また羽に目の模様がある蝶も、その目でプレデターの鳥たちを遠ざけている。

 ジョーダン博士は、ライオンがインパラアンテロープを襲う場面を見て、牛のお尻に目を描くアイデアを思いついたという。

 「ライオンは奇襲攻撃型のハンターです。こっそりと獲物に近づき、姿を見られないうちに飛びかかります。しかし、私がその狩りの様子を見ていた時、インパラがライオンに気付いたのです。そして、自分が目撃されたことに気付いたライオンは狩りを諦めたのです」と博士はアイデアを得た経緯を話してくれた。

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 昨年、ジョーダン博士はボツワナ・プレデター・コンサベーション基金(BPCT)の協力を得て、“iCow”と名付けた実験を行ってみた。

 研究者たちは62匹いる牛の3分の1の牛のお尻に目を描き、毎晩戻ってくる牛の数を数えた。10週間が経過すると、期待が持てる結果が出た。目の描かれていない牛が3匹ライオンに襲われ死亡、目の描かれている牛は一匹も死なずに帰って来た。しかし、iCowの効果なのかどうか、それともただラッキーだったのか、実例の数が少ないためはっきりしなかった。

 そして今月、ジョーダン博士の研究を続行するため、オーストラリアの自然保護活動家たちがボツワナに戻った。博士はクラウドファンディング、Experiment.comで約80万円以上の資金を集めることに成功。10個の牛用GPSロガーと、1個のGPS無線首輪を購入し麻酔をかけた野生のライオンに装着した。
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